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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 第2部 です。


時間があるときに更新しちゃうよん。

さって、今回は内容が全く何もありません。
デモンストレーション的内容です。

よって当然ネタばれもありません。






ラテール
ジエンディア サイドストーリー
         ~メイリーナ~

『第6話、決戦の舞台へ』

[アトランティス]

「結局これからどうするんですか?」

メイリーナはまだ状況が理解できずにいたが、誰も何も話そうと
しなかったため、沈黙に耐え切れず、話を切り出してみた。

「・・・あいかを探そう」

「あいかさん?名前は何度か聞きましたがどなたですか?」

「以前俺達と一緒に旅をしていた魔法使いだ。アトランティスに来た後、
行方不明になった。」

「大変じゃないですか!けど、どこにいるかの検討はついてるんですか?」

「正直検討もつかないな、街の中か、遺跡にいると思っていたんだが、遺跡の中
にはアルファドとさみゅ以外の人はいなかったしな。」

「他の街に行ってるようなら正直探しようがないが・・・、けどあいつの
ことだから、この町を見たいといった以上は少なくともこの街にはいた
はずなんだがな。」

「あいかは、勝手に他の場所にいったりはしない。けど迷ったあげく他の場所へ
迷いこんでしまった可能性は、ある。」

「あいつの場合、ありうるから怖いな・・・」

「いずれにしても、もう一度街中を探してみよう。何か手がかりは残っている
かもしれない。」

「ま・・・アテもなく探すよかいいか。」

「手分けして探そう。メイちゃんは俺と。アルファドはさみゅと一緒に行動してくれ。
何も見つからない場合は1時間後にまたこの場所で落ち合おう。」

「了解。」

4人は2組に分かれ、アトランティス内を模索することにした。



[町外れ]

メイリーナは横を歩くハルに向かって問いかける。

「あいかさんってどんな人なんですか?」

「んー・・・しいていうなら、ごく普通の魔法使い、だ。」

(今の間はなんだったんだろう・・・)

「俺達PTは各個人の役割が非常にはっきりしている。
俺は守り、アルファドは攻撃、さみゅは攻撃補助、そしてあいかは回復役
を担っていた。」

「なるほど。そもそも出会いのきっかけはなんだったんですか?」

「別にたいしたことじゃないよ。俺がスケさんカクさんと『月の光』ギルドを設立して、
しばらく後、俺は一人でイリスの行方に関して調べながらあちこちを転々としていた。
ポウ邸宅にいったとき、あいつら3人に会って、戦闘の手助けをしてもらったのが
キッカケかな。」

「へぇぇ、じゃあハルさんがさみゅさんに懐かれていないのってそのへんが
原因だったりするんですか?」

ハルは痛いところを疲れたといった症状で落ち込んだ様子を見せる。

「ああ、ごめんなさい!そんなつもりじゃ・・・」

「別にいいさ。あいつら3人の付き合いはかなり長いらしくてね。さみゅは
アルファドとあいかを自身のマスターとして認識しているようだ。
だから本来、あの二人以外には心を開かないのさ。」

「そういうことだったんですか。しかし、そうなってくると・・・」

ハルは突如何かに気づいたように足を止める。

「どうしたんですか?」

「どうやら見つけたな。手がかりを・・・」

ハルの目線の先にはイリスの石塔が建っている。
ハルはその傍らでしゃがみ込み、何かを拾い上げる。

「それは・・・?」

「これは、リボン・・・だな。」

「リボン・・・ですか。」

「これだけじゃ本来手がかりとはいえないが。ひとまずアルファドとさみゅと
合流しよう。」

ハルとメイリーナはアルファドとさみゅの元へ行き、二人を連れて再度石塔の前へ
戻ってきた。
そしてハルはその場で拾ったリボンを二人に見せる。

「かなり汚れちゃいるが、確かにこれはあいかのリボンに間違いないな。
ちょっと借りるぜ。」

アルファドはハルの手からあいかのリボンを受け取り、さみゅに手渡した。

「さみゅ、こいつから何か情報を引き出せないか?」

さみゅはリボンを受け取りじっと見つめた。

「このリボン自体にあいかの情報は何も残っていない。でもおそらくここに
落ちてから相当時間は経過しているのは間違いない。」

「しかし妙だな。このリボンはあいかがいつも肌身離さず持っていたものだし、
いくらあいつでもリボンを落としたことに気づかず、他の場所にいくのは
考えにくい。」

「・・・この場所で何かあったと見るのが自然だな。」

「この場所ったって・・・ただ石塔が建ってるだけだぜ?」

「石塔・・・あっ!」

メイリーナが何か思い出したように声をあげる。

「ハルさん、そういえばこの石塔。初めて来たときにイリスの声が聞こえなかった・・・」

「そういえば・・・しかしそれが何か関係しているのか?」

さみゅは無表情のまま石塔に歩みより、石塔を凝視する。

「どうしたさみゅ?」

「これは・・・この石塔の中から、何かの高エネルギー反応が感じられる。」

「なんだって!?」

アルファド「この中に何かあるってのか?」

さみゅは首を縦に振る。

「間違いない。」

「まあ、実際に見てみるしかないな、アルファド!」

「おおよ!」

アルファドは鞘から二刀を抜き放ち、目にも留まらぬ速さで振るう。
石塔にいく筋かの切れ目が入り、そのまま崩れ落ちた。

するとその中から光が漏れ出す。

「これは・・・」

ハルが声をあげようとした次の瞬間。
漏れていた光が収束し、天に向かって一直線に伸びる。

その光は柱を形成し、雲の付け根まで伸びていた。

「間違いない、これは虹の橋『ビフレスト』」

「これが虹の橋・・・」

4人は一斉に空を見上げた。

「・・・ここまできたら行くしかないな。皆準備はいいか?」

さみゅは無表情のまま首を縦に振る。

「おおよ!俺は例え一人でも行くぜ!!」

アルファドは気合を入れて、鞘を鳴らす。
ハルは最後にメイリーナに目を向けた。

メイリーナは軽く目を伏せてから、言葉をつむぐ。

「私がハルさんに出会って、旅に出てから色々な人たちと出会い、
そして戦ってきました。
皆、自分なりの悩みを抱えながらも、目標をに向けて戦っていました。
でも私はまだ、自分が何をすべきなのか見い出せずにいます」

そこまで言ってからメイリーナは顔をあげ、ハルを強いまなざしで見つめる。

「でも、もう少しでその答えが見つかりそうな気がするんです。
そのためにも私は・・・戦います!!」

「・・・よし、恐らくこれが最後の戦いになるだろう。気を引き締めていくぞ!」

「正直俺達だけでいい気がするし、足手まといは必要ない・・・が
自分の道を切り開くために戦うってのは、嫌いじゃない。」

アルファドはそういいながら、口の端を軽く吊り上げる。

「私はあいかを助ける。それだけ・・・」

「よし、行こう!!」

4人は意を決して、柱の中へ飛び込んだ。



第7話へはこちらから
http://harubsb.blog.shinobi.jp/Entry/109/

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そして妄想の舞台はいよいよ最終決戦の地、アースガルドへと向かいます。

ちなみにこんな話はありえないので、ないとは思いますが、ゲームの内容と
混同なさらないように;;

そこで4人を待つものは?そしてメイリーナの行き着く先は?
ってことで、続きます~。

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