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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 第2部 です。


いやぁ、最近はこの話書くのも楽しみになりつつあります(ぁ

今回は物語の謎に迫る、内容です。

ゲーム的ネタバレはございません。

続きをごらんいただく場合は、いつもどおりどうぞ。






ラテール
ジエンディア サイドストーリー
         ~メイリーナ~

『第5話、真実との邂逅』


[深淵の遺跡]

「えぇ!?じゃあ私が飛び込んでくるのをアテにして、わざと相手の能力を発動
させたんですか?」

「ああ、アルファドの後方の影に君がいるのが見えたんでね。
君の性格ならきっと飛び込んでくるんじゃないかと思ったんだ。」

「じゃあ、私が二人の間に割って入らなかったらどうするつもりだったんですか?」

「そうだな、さすがに無傷ではいられないだろうけど、致命傷を避ける自信は
あった、かな?これでも防御には自信があってね。」

ハルはぼりぼりと頭を掻く。

「意外と大胆というか無謀というか・・・っと、この人はどうするんですか?」

メイリーナはその場に倒れたアルファドに目をやる。

「そうだな。今はうまく気絶してくれているが、目を覚ましたらまた暴れだす
可能性は高いな、そこで、だ。

無理を承知で君に頼む。いつものように力を具現化して身にまとうんじゃなく、
君の力をアルファドに直接ぶつけてみてくれないか?」

「えぇ!?そんなのやったことないんですが・・・」

メイリーナは狼狽して、後ずさる。

「君と出会った前、少年を傷つけてしまったって話をしてくれたろう?
そのときの要領でやってみてくれないか?」

「うぅ・・・自信ないなぁ・・・」

「まじめな話、アルファドがこのまま暴れ続けたら俺たちはもちろん、
アルファド自身の命も危ない・・・頼むよ。」

「・・・わかりました。やってみます。」

メイリーナは目を閉じて精神を集中させる。
やがてメイリーナの全身が輝き、両手をアルファドに向けてかざす。

「はあぁぁぁ!」

すると、メイリーナの両手から閃光が迸る。
閃光はアルファドの体を貫き、やがてメイリーナの体から光が消えた。

「・・・くっ」

アルファドが反応し、うっすらと目を開ける。
その瞳からは先ほどまでの暗い光は感じられない。

「目が覚めたか。気分はどうだ?」

「正直、最悪だ。全身だるいし、後頭部が痛い。ここはどこだ?」

「アトランティスの深淵の遺跡だ。さっきまでのことは覚えているか?」

「・・・よく覚えていない。だが、なんだか悪い夢を見ていたような気がする。」

「とりあえず意識は取り戻したようだな。急激な力な開放を行ったから、
たぶん疲労はそのせいだろう。
後頭部の痛みについては・・・なんのことかわからないな。」

ハルはそういって、素知らぬ顔で目線をアルファドから逸らす。
メイリーナはその様子を見て、ハルの脇腹を軽くひじでつつく。

「コホン、ひとまずアトランティスへ戻ろうと思うが、歩けるか?」

アルファドは立ち上がり、2,3歩歩いてみたが、よろけて片膝をつく。

「ちっ・・・なんだか自分の足じゃないみたいだ。」

「しょうがないな。おぶってやるよ。」

その言葉にアルファドは露骨に嫌そうな顔をする。

「贅沢いってられる身分か。この場に置いていってモンスターの餌にして
やってもいいんだぞ?」

ハルは意地悪く笑う。

「・・・わかったよ、頼みゃいいんだろ。」

「最初から素直にそういやいいんだ。」

ハルはアルファドを背負い、立ち上がる。

「ちぇっ・・・」

そのまま3人は町へ向かう。
二人のやりとりを見て、メイリーナは密かに笑みを浮かべていた。


[アトランティス]
[宿]

ハルはアルファドをベッドで寝ているように言い聞かせ、メイリーナに様子を見ておくよう
伝えてから、宿を出ていく。

そしてしばらくすると部屋に戻ってきた。

「さみゅの様子を聞いてきた。治りそうではあるが、数日はかかるそうだ。」

「さみゅがどうかしたのか?」

「深淵の遺跡の奥、石塔の隣で半壊状態で倒れていたんだよ。だからそこの
メイちゃんに頼んで、アトランティスの技術者に修理を頼んだってわけだ。」

「初めまして、メイリーナといいます。」

「ああ、よろしく。しかし何故さみゅが・・・」

「そうだ、アルファド。俺と別れたあの後、遺跡で何があったんだ?」

「それは・・・」

アルファドは迷ったような表情を見せて、黙り込む。

「今世界は大変な状態にある。恐らくそれは魔王のせいだ。頼む、今は少しでも
情報がほしいんだ。」

「ふっ、俺も以前までなら今のお前と同じ考えを抱いただろうが、今は
正直何が正しいのかわからなくなった。」

「それは一体どういうことだ?」

「それは・・・」

アルファドは徐々にではあったが、言葉をつむぎだす。遺跡の奥にあった装置のこと、
そしてそこから映し出された衝撃的な光景をのことを・・・

ハルは終始真剣な表情で話を聞き、メイリーナは信じられないといった表情で
アルファドを眺めていた。

「魔王は確かに邪悪な存在かもしれないが、ジエンディアの人々、特に
王族はそれ相応の罪を抱えている。
ある意味滅ぼされても当然といえなくもない、そんな気がするんだ・・・。
まあ実際に見た者でないと信じられないかもしれないがな。」

「信じたくないことではあったが、俺にはなんとなくわかる。
俺もエリアスに戻ってから大変な目にあったからな。」

今度はハルが無実の罪を着せられ、王宮から追われる身にされた一件を
アルファドに話した。

「やっぱりな。恐らく俺達、いや、全ての冒険者は利用されているだけだ。
薄汚れたエリアス王族達にな。」

「そうかもしれないが、俺には全ての王族がそうだとは思えない。
恐らく一部の者たちの独断だろう。」

「・・・何故そんなことがいえる?」

「王の対応に全く悪意が見られなかったからさ。それとシルヴァ王女が
そんなことを知っていて隠しておけるとは到底思えないな。」

「なるほど・・・。まあそれはそうとしてこれからどうするんだ?」

「魔王を見つけ出して倒すのが最優先事項だ。だが、その居場所がわからない。
とりあえず今までどおり、イリスの足取りを追おうと思っている。
それが魔王を探すことにつながりそうだしな。」

「イリス、か・・・」

アルファドは頭上を見上げる。

「おっと、そうだ。まだお前には聞きたいことがある。」

「・・・なんだ?」

「お前とさみゅが遺跡の奥で過去の光景を目の当たりにした後、何か起こった
はずだ。そうでなければお前のその後の様子と、さみゅが遺跡に倒れていた
理由の説明がつかない。
まさか遺跡のモンスターごときにお前達二人が遅れをとるとは思えないしな」

アルファドは複雑な表情を浮かべた後、徐々に言葉を吐き出し始めた。。

「正直なところ・・・はっきりとは覚えていない。あの後俺たちは街に戻って
あいかと合流しようと思ったんだ。

そこへ何者かが現れた。そしてそいつは突如、俺たち二人に襲い掛かって
きたんだ。」

「そいつはどんな奴だったんだ?」

「・・・わからない。暗かったし、突然だったからな。ただそいつは恐ろしい力を
持っていた。
当然俺達は戦ったが、そいつには俺の力も全く通用しなかった。
そして気がついたら・・・俺はベスにいたんだ。

ベスについてからのことはほとんど何も覚えていない。
ただ頭に残っているのは、『あいかとさみゅを助ける』ということと、
全身から湧き上がる、破壊への衝動だけだった。」

「何者かはわからないが、只者じゃないのは確かだな。お前達の二人がかりは
正直俺も遠慮したいくらいだ。」

ハルはそういって肩をすくめる。

「まあ、さみゅの復旧を待てばもう少しわかるだろう。アルファド、お前はその間
体を休めておくんだ、いいな?」

「・・・わかった。」

「ただ、これだけは言える。そいつは魔王とは無関係ではないな。」

「何故そんなことがわかる?」

「暴走していたときのお前の様子が四聖獣と同じだったからだ。
恐らく魔の力に犯されていたんだろう。
そしてそんなことが出来る奴は・・・魔王くらいしか考えられない。」

「人であったのは間違いないが・・・?」

「・・・まあいずれにしてもさみゅの回復を待ってからだ。メイちゃん、君も
それまでは自由にしておくといい。
ただし、危険なことはしないように。」

「・・・しませんよ。」

メイリーナは頬を膨らませた。


<数日後>

[アトランティス]
[宿屋]

「もう大丈夫なのか?」

アルファドが立ち上がり、腕を振り上げる。

「ああ、あまり寝てばかりだと体がなまっちまうしな。」

「ひとまず一安心だな。それと・・・」

「さっき技術者から連絡があった。さみゅが復旧したそうだ。早速話を聞きに
いこうと思っているが、お前もくるか?」

「当然だ。早速いこうぜ。」

宿の部屋から出るとメイリーナが廊下に立っていた。
二人に気づくとかけよってくる。

「どこかに出かけるんですか?」

「メイちゃんは、そうだな・・・一緒にきたほうがいいかもしれないな。」

「さみゅって人のところですか?」

「ああ、申し訳ないが、君ももう部外者じゃない。それにまた君には力を貸して
もらわないといけないだろうからな。」

アルファドが信じられないといった表情でハルを見る。

「おいおい、こんな少女に何を期待してるんだ?街で大人しくさせてた
ほうがいいぜ。」

メイリーナはむっとした表情を見せる。
ハルは二人の間を割って入る。

「まあひとまずさみゅの話を聞くのが先決だ。行こう。」

「やれやれ・・・」

アルファドはそういいながらため息をついた。


[コンピュータルーム]

「お待たせしました。さみゅさんはすっかり元通りですよ。」

「お手数かけました。それでさみゅはどこに?」

「奥の部屋にいます。」

「どうも。」

3人は奥の部屋へと進む。
そこには青い髪を後ろでしばり、無表情のまま佇んでいる一人の少女がいた。

「久しぶりだな、さみゅ俺がわかるか?」

「・・・」

さみゅはハルの声に答えず、無表情でその場に立っていた。

「よう、さみゅ。元気してたか。」

「・・・アルファド。大丈夫、問題ない。」

「俺には反応なしかよ・・・」

ハルはがっくりと肩を落とす。
メイリーナはその場にしゃがみこむ青年の肩をポンポンと叩く。

「俺も正直まだあまり状況が飲み込めていないが・・・。ひとまずあのときの
様子を教えてくれないか?」

さみゅは無表情のまま言葉を発する。

「了解した。何について話せばいい?」

「俺達を襲った人物について、どんな奴だったかわからないか?」

アルファドのその言葉にさみゅは一瞬眉を動かしたが、やはり無表情のまま答えた。

「あのときの人物については私は何も言えない。」

その言葉を聞いたハルは信じられないといった表情を見せる。
それはアルファドも同じようで、しばらく黙り込んで考えこんでいるようだ。

(二人ともどうしたんだろう?)

「・・・じゃあ、質問を変えるよ。さみゅはあの後どうなったんだ?」

「私はアルファドと共に、戦った。しかしあまりにも相手の戦闘力は強大。
アルファドは深手を負い、危険な状態に追い込まれた。
だから私は咄嗟に外部端末とアクセスして、アルファドを地上へと転送した。
その後のデータは残っていない。」

「さみゅが俺を助けてくれたってわけか。まあそれしかないとは思って
いたんだが。しかし、まさかな・・・」

アルファドはそのまま黙り込んでしまった。
ハルも同様に俯いたまま黙り込んでいる。

しばしその場に訪れる静寂。
その沈黙を破るようにメイリーナが声を発した。

「二人とも一体どうしたんですか?」

「あ?ああ。ごめんちょっと考えごとを、ね」

「考え事?それにしたって今の様子は。ただ事じゃないって顔してましたよ。」

ハルは真剣な表情をしたまま、言葉を発した。

「君にはわからないかもしれないが、さみゅはアルファドの問いに嘘を返す
ような奴じゃない。
そのさみゅの口から、その人物について何も『言えない』って言葉が出てきたんだ。
・・・これが一体どういうことか、俺達にはよくわかる。」

メイリーナはわからない、といった顔で問い正す。

「まさか知っている人なんですか?」

「・・・知っているどころか、さみゅがその存在を隠そうとする人物なんて、な。」

「ああ、まさかとは思ったが、どうやらそれしか考えられない・・・か」

ハルとアルファドは顔を見合わせ、真剣な表情を浮かべてまま再度黙り込む。

(一体どういうことなの?)

その場には事態が飲み込めないメイリーナと無表情のまま立ち尽くす、さみゅがいた。





第6話へはこちらから
http://harubsb.blog.shinobi.jp/Entry/108/


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はい、さらに引っ張るような展開で今回は終了ですが、お三方にはバレバレでしょう(ぁ

この流れも急遽思いついたわけではなく、当初の予定通り進行しています。

さすがにマホcはいい勘してますね。
まあ予想通りとみて間違いないでしょう(・ω・)b

ただ、その中には意外な事実が隠されています。
当然ゲーム内容とは関係なく、この話のみのフィクションですがね。

そして物語はついにラストバトルへと突入していきます。
最後は「あのお方」との戦いです。

正直どうやって倒すか俺にも想像はつきません(ぇ

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