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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 第1部 です。


4日連続更新!
・・・のつもりでしたが、帰ってくるのが遅かったので、日が変わっちゃったぜ(ぁ

今回もネタばれたっぷりです。しつこいようですが、了承の上、続きをごらんください。






ラテール
ジエンディア サイドストーリー
         ~メイリーナ~

『第4話、剣聖シャオ』


[エリアス王宮]

「剣士アラサ及びメイリーナ、このたびの働き、誠に見事であった。
王宮を代表してまずは礼を言わせてもらおう。」

「勿体無きお言葉。」

アラサは深く頭を下げる

「・・・ありがとうございます」

メイリーナもアラサの様子にならって頭を下げた。

赤竜の巣から戻った次の日の朝、メイリーナとアラサはエリアス王宮内に来ていた。

インヴォーグを討伐したことが王の耳に入り、王宮に呼び出されたのだ。

「インヴォーグは度々街を襲って民を困らせていた。幾人かの冒険者に依頼をかけては
いたが、この度お前達が見事討ち果たしたと聞く。」

ラジャータ王はメイリーナに目を移す。

「ときにメイリーナよ、まだ若いようだが、年はいくつになる?」

「15歳です。」

「アラサの力添えがあったとはいえ、その年でインヴォーグを倒してしまうとは誠に見事なり、
年といい、その白い髪といい、まるでイリス殿の再来だな。」

「王様はイリスをご存知なのですか?」

「知っているも何も、彼女には以前随分世話になった。かつて王家を陥れ、
エリアスを混乱させようとするアガシュラの企みを知らせてくれたのがイリス殿だったのだ。
アガシュラ猛襲の時に、シルヴァとワシはイリス殿のおかげで命拾いをした。

彼女は懸命に立ち回ってくれたのだが・・・王妃を救うことは・・・叶わなかった。
イリス殿はシルヴァを見るたび、その事をいつも悔やんでおった・・・。

今イリス殿がこの混沌の原因だと言う噂が流れておる・・・しかし朕はイリス殿を信じている。
何か理由があるのだろう。しかし、仮に本当にイリス殿がこの混乱の原因であったなら、
なんとも惜しいことであろうか・・・。」

そこまで話してラジャータ王は言葉を区切る。

「僭越ながらお伺い申し上げます。ラジャータ王、今この世界には
何が起こっているのでしょうか?」

「むぅ・・・」

ラジャータは一瞬迷いの症状を見せたが、軽くため息をついた後、観念したように
重い腰を上げた。

「今後またお主らの力を借りるときがくるかもしれぬ。よいだろう、話そう。」

国王ラジャータは語り始めた。

「・・・我が国の民には伏せておるが、今、このジエンディアに混沌が訪れようとしている。
全てはアガシュラによるものだ。
ジエンディア大陸は今、強大な闇の力に脅かされようとしておる・・・。

未曾有の危機が世界を覆いつつある。・・・が汝らのような勇ましい冒険者がいる限り、
易々とアガシュラの思うようにはいかぬだろう。

イリス殿を探し出し・・・力になってやってくれ。
あの者が世界を救うカギを握っているはずなのだ!」

ラジャータは腰を上げた。

「ひとまず、二人には褒美をとらせよう。・・・西群」

「はっ」

西群と呼ばれた人物が歩み出し、アラサに金貨袋を、メイリーナに銀色の盾を渡した。

「では、ご苦労であった。下がるがよい。」

アラサとメイリーナは敬礼し、王宮の間を後にした。

 

[王宮前]

「いやー、緊張したよ。ああいうかしこまった場は苦手なんだ。」

アラサがぼりぼりと頭をかく。

「どうすればいいのか全然わかりませんでした・・・」

メイリーナは深くため息をつく。

「ははは、あんたはまだ気にしなくていいさ。徐々に慣れていけばいい。
しかし、世界の危機にアガシュラ、か。なんだか大変なことになってるみたいだね。
ところでメイちゃんはこれからどうするんだい?」

「私は龍京にいって、シャオという方に会ってみようと思います。」

「イリスの行方を追うのか。んー・・・、私もついていってあげたいところなんだけど、
ちょっとまだここで仕事があってさ。

今龍京に知り合いがいるから、連絡をとっておくよ。龍京に辿りついたら『ジョッシュ』
という男を訪ねるといい」

「ジョッシュさん、ですか。」

「私達『SFS』ギルドのマスターさ。人柄と腕については保障するよ。」

「わかりました。ありがとうございます。」

「いいってことさ。しかしあんたは中々いい素質を持っている。精進すれば
きっといい剣士になれるはずさ。頑張りな!」

そういい残しアラサは去っていった。

(トウルさんとキドマンさんにも会っていこう)


[レストラン]

「龍京かぁ。ちょっと遠いねぇ。」

「どちらに向かっていけばいいんでしょうか?」

メイリーナはトウルとキドマンに尋ねた。
それにキドマンが答える。

「エリアスを東に出ると野原に出る。そこをさらに東に進んでいくと山岳地帯に入るから、
山岳を超えると龍京が見えるよ」

「今から行くのかい?」

「ええ、一晩休んだら、すっかり体の疲れも取れましたし。」

「そっか。ご一緒したいけど、僕達はこれからレプリゼ雪原にいかなくちゃ
いけないんだ。」

「ではひとまずここでお別れですね。お世話になりました。」

「大したことはしてないさ。僕らはギルドの一員なんだから、また何かあったら
連絡してね!」

「気をつけて。」

メイリーナは二人に礼を言い、レストランを後にした。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------

メイリーナが街を出て、野原を進んでいくと山岳地帯に踏み込む。
山道を進んでいくとその先をコボルトの群れが立ち塞いだ。

(通してくれる気はなさそうね。やるしかないか。)

メイリーナは赤竜剣を構える。

(先手必勝!)

メイリーナは駆け出した。
一匹のコボルトに近づくと剣を力一杯横に凪ぐ。

切っ先から炎を上げ、一体のコボルトを切り裂く。倒れ込むコボルトの陰からもう一体の
コボルトが襲いかかった。

その剣撃を盾ではじき、足下から切り上げる。
仲間が倒されたのを見て、残りのコボルトは一瞬戸惑ったようだったが、意を決したように
残り2体が同時に飛び掛ってきた。

メイリーナはサイドステップしてこれをかわした後、一体を剣で切り上げ、その反動を
利用して残る一体にけさ切りをお見舞いする。

「ダブルブレイク!」

そしてコボルトの群れは倒れ込み、動かなくなった。

(先を急がなくちゃ)

その後も度々モンスターに襲われ、これを撃退していったが、度重なる襲撃により
メイリーナは肩で息をはずませる。

(さすがにこう立て続けにこられると・・・きついな。)

つり橋を渡り、見渡す先に町並みが見えてきた。

(きっとあれだわ。)

メイリーナは街に向けて足を速めた。
その頃、ちょうど日が沈もうとしていた。


[龍京]

街に入ると少女が声をかけてきた。
「こんにちは旅人さん、龍京へようこそ!」

「こんにちは。この街にシャオという方はいますか?」

「私はシャオの妹のミンだよ。本当の妹じゃないけど、小さい頃から面倒を
見てくれてたんだ。

シャオは美人で頭もいいんだよ。そして、人気者なの。
そしてぇ~そしてぇ~、シャオはとってもとーっても強いんだよ。なんたって、
イリスのお手伝いをしたくらいなんだから♪」

「イリスの手伝いを・・・。ではそのシャオさんはどこにいますか?」

「バスの前で演奏してるんじゃないかなぁ?」

「わかりました。ありがとう」

(雰囲気のある町並みね・・・)

街並を進んでいくと、街の中央にイリスの石塔が建っていた。
メイリーナは石塔の前に立ち、目を閉じ、耳を澄ます。

『・・・龍京のシャオのおかげで、私達はようやく<アガシュラ>を発見しました。
捕まっていた仲間の<ムーウェン>も救出できて、彼からアガシュラの企みを
知ることができました。

驚くことに、アガシュラは<エリアス王家>の暗殺を計画していたのです。
陰謀を止めるために努力しましたが、アガシュラは・・・王妃さまを・・・。
・・・ラジャータ国王とシルヴァ姫をお救いすることは出来ましたが、お母様を亡くした
シルヴァ姫はずっと泣いていました。』

声はそこで途切れた。

ふいにメイリーナは後ろから声掛けられる

「こんにちは!旅人さん!」

「わぁっ!」

声に驚いて振り返ると、一人の青年がクスクスと口を押さえている。

逆立つ髪に切れ長の目、そして薄いフレームのメガネをかけたその表情は理知的
ですらあったが、青年の雰囲気がそれを感じさせなかった。

「ごめんね。そんなに驚くとは思わなかったんだ。ひょっとすると君がメイちゃんかな?」

「そうですが、あなたは?」

「話はアラサさんから聞いてるよ。僕はジョッシュ、一応SFSのギルドマスターを
やらせてもらってる。」

「あなたが・・・」

「よろしく!」

青年は明るい声でそういって握手を求める。
少し戸惑ったが、少女はその手を握り返した。

「よろしくお願いします。ところでジョッシュさん、バスの前ってどちらでしょうか。」

「ああ、シャオさんを探してるんだね。こっちさ」

 

[バス前]

「こんばんは。あなた方は・・?」

「ムーウェンさんからこれを受け取って、あなたに話を聞いてみてくれ、と」

メイリーナはシャオにムーウェンの巻物を見せる。

「ではあなた方もイリスを・・・」

「はい、シャオさんはイリスとはどんな縁があるんでしょうか?」

シャオは語った。

「私は有名な酒場で、高貴な方々を相手に音楽を演奏する身だったのです。
私の音楽を楽しんでくださる方々の仲には、アガシュラのことをご存知だった方も
いらっしゃいました。

そういった方々がアガシュラの事をイリスとその仲間に教えたことが私とイリスの
縁の始まりでした。」

「イリス一行との間に何があったんですか?」

「アガシュラを追ったイリスと仲間が、不運にも彼らの罠にかかり、厳しい状況に
追い込まれました。

おかしな話かもしれませんが、それは幸運でした。その事件があったからこそ、
私はみんなと深い親交を持つことができるようになったのです。
特に仲間のカズノさんは・・いや、何でもないです。」

そういってシャオは少し顔を赤らめる。

「・・申し上げることはとても照れくさいのですが、あの、すごく関心がありました。
私が普段考えている理想的な男性像とは違いましたが・・・なぜか他人を惹きつける
方でした。

残念ながら、彼はそんな私の心には気づかなかったようですが・・
縁がなかったと思うしかないのですが・・なぜなのか忘れることができない・・
彼は、そんな方です」

ジョッシュは隣で微笑を浮かべていたが、メイリーナは構わず続ける。

「剣術の腕前がすごいと聞きましたが?」

「私の腕もまだまだです。女性が剣を振り回す姿を見て、みんな実力以上に
評価してくれただけです・・・」

そういった後、シャオはちらりとジョッシュの方を見て、言葉を続ける。

「見たところあなた達は冒険者のようですね。実はお願いがあるのですが
よろしいでしょうか?」

「なんでしょう?」

「実はこの街を東にいった<アルカディア>の奥に<シェンウ>・・・外の方々は
玄武と呼ぶ怪物がいます。

今のところ、特に街に害はなしていないようですが、町の人々が心配になり、私に
退治してほしいと依頼してきました。

しかし、<シェンウ>は手強く、私一人の力では及びませんでした。
大変申し訳ありませんが、協力していただけないでしょうか?」

ジョッシュは腕を組み、それに答えた。

「んー、僕は構いませんが・・・」

そしてちらりとメイリーナを見る。

「さすがにこの子を連れていくのは危険だと思います。僕だけでよければ
お供しますが。」

「ジョッシュさん、私は・・・」

「まあまあ、君が強いのは聞いているさ。でも玄武のことは僕も知っている。
恐らく今の君では・・・」

ジョッシュはそういいかけて口を紡ぐ。

「・・・相性の問題もあってね。ここは僕に任せてくれないかな?」

そういって片目をつぶる。

メイリーナは口を開こうとしたが、それを遮ってジョッシュは告げる。

「と、いうわけで、僕が同行します。といっても今日はもう遅いので、明日の朝
出発ということでどうでしょう?」

「はい、それでかまいません。どうもご迷惑をおかけします。」

「いえいえ、とんでもありません。」

ジョッシュはメイリーナに向き直る。

「ひとまず今日は休もうか。宿に部屋をとってある、君もおいで。山道を越えて
きたんだから疲れてるだろう?」

メイリーナは反論しようとしたが、疲れているのは事実だったため、大人しく従うことにした。


[宿屋]

少女は夢を見ていた。
夢の中で何者かが少女に語りかける。

『・・・運命の子よ、我が声を聞くがいい。汝、力を欲する者か?』

(誰?私を呼ぶのは・・・)

『運命の子よ、汝が自らの道を切り開く力を欲するなれば、
我の元<シャングリラ>を訪れ、我が声に耳を傾けよ。
されば、我は汝にその道を示さん・・・』

(運命の子?一体どういうことなの?あなたは一体・・・)

しかし返答はなく、そこで少女は目を覚ます。
軽い頭痛を覚え、片手で額を抑える。

(私は・・・何かに呼ばれていたような気がする。)

少女は窓の外を眺めた。窓から光が差し込んでいる。
少女は勢いよく体を起こす。

(<シャングリラ>・・・。そこで誰かが私を待っている・・・)

メイリーナは素早く身支度を整え、宿屋を後にした。
そして少女は何者かに導かれるように、<アルカディア>に足を踏み入れる・・・。



第5話へはこちらから
http://harubsb.blog.shinobi.jp/Entry/90/

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果たしてメイリーナを呼ぶ声は何者なのか・・・?って「あれ」しかない罠(汗

今回で4回目に突入した妄想シリーズ。
ついに「SFS」ギルドマスター、ジョッシュさの登場です。

ラテール始めてから割とお付き合いの長い友人の一人です。
詳細はリンクの「TiLbri」をご覧ください。

次回はきっと彼の華麗な姿を描けるはず!みんなオラにちょっとずつ表現力を
わけてくれ!(違

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