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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 新章

今回で過去の出来事の全てが判明します。
まあ、ある程度予測はつくでしょうが・・・。

お読みいただく場合はつづきをどうぞ。


ラテール
ジエンディアサイドストーリー
            ~BSB~

「第15話、現在、それは償いの時」




[アオイチ]
[隼の城]

シオンは暗殺者ギルドの本拠地、隼の城に潜入していた。

(見つかったらおしまいだ。気配を完全に殺しながら進む。以前の感覚を思い出せ・・・)

シオンは全神経を研ぎ澄まし、自身の気配を完全に消した。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

[龍京]

「お兄様、シオンはどちらに?」

「ん?彼ならちょっと周囲を散策してくるって言ってたよ。
すぐには戻ってこないんじゃないかな?」

「残念ですわ。お昼ご一緒しようと思ってましたのに・・・」

(俺は誘ってはくれないのか・・・)

アルフレッドは小さく肩を落とす。
しかしティーエは持っていた包みをアルフレッドに向けて突き出した。

「お兄様はご一緒していただけますよね?」

「あ、ああ。もちろんだよ。」

アルフレッドは感激に胸を奮わせる。

(シオン君・・・ティーエは必ず俺が守ってみせる。)


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

[隼の城]

(警備は相変わらずうようよいるけど、問題は長の部屋を守る暗殺者の数、だな。)

シオンは気配を絶ったまま周囲の状況を確認する。

(見張りが一人・・・か。チャンスではあるが、あいつをどうにかしないと中へは入れない。)

シオンは懐から短刀を取り出した。

(すまないティーエ、お前を守るために、今一度、俺は暗殺者に戻る。)

シオンがそう決心した直後、彼の目から生気が失われ、代わりに黒い光を宿す。
シオンは音もなく見張りの背後に降り立った。

ザシュッ!

シオンが持っていた短刀を一振りすると見張りの首筋から血液を噴水のように流れ、
見張りの暗殺者は何が起こったかもわからぬまま絶命した。

奥へ続く部屋の襖の前へ立ったシオンは目を閉じ、中の様子を伺う。

(中にいるのは一人だけ・・・か。どうする?)

長が一人でいるのであれば最大のチャンスだが、これは罠かもしれないのだ。

(だがいつまでもここにいるわけにもいかない。・・・いくか。)

意を決したシオンは奥の間へと踏み込んだ。
そこには暗殺者ギルドの長である初老の男が鎮座していた。

シオンの姿に気づくとうっすらとその目を開く。

「・・・シオンか。よく戻ってきたといいたいが・・・何をしに戻った?」

「長・・・無理を承知でお願いします。ティーエを・・・あの少女を見逃してやっては
いただけませんか?」

「いきなり何を言い出すかと思えば・・・」

「あの娘は暗殺ギルドに害をもたらすような存在じゃありません。普通の少女です。
放っておいても問題はないかと・・・」

「お前がそのようなセリフを吐いている時点で問題であるとはおもわんか?」

「っっ・・・!」

その言葉に返す言葉もなく、シオンは唇をかむ。

「シオンよ、非常に残念だ。これでもワシはお前を実の息子のように思っていたのだ。
そんなお前がこのようなたわごとがぬかすとはな・・・」

「・・・どうしても聞きいれてはいただけないのですか?」

「無論だ。ここに戻りたければ、あの娘の首を持って来い。そうすればお前の罪を
許してやらんでもない。」

「・・・ならば俺のとる道は一つです。」

シオンは懐から短刀を取り出し、構えた。

「ワシと、ギルドを敵に回すというのか、おろかな・・・。
それに例えワシを倒したとて生きてここからは出られぬ。あの小娘にお前が命を
かけるだけの価値があるというのか?」

「・・・わかりません。しかしこんな気持ちになったのは初めてです。
俺はティーエを失いたくはない。」

「やむを得まい、狂った歯車は元には戻らぬようだ。ならばワシの手で始末するのみ!!」

暗殺者ギルドの長はかっと目を見開き、一瞬にしてその場から姿を消した。

(右か・・・!)

シオンは咄嗟に右に振り向く。すると右斜め前方から長が短刀で切りかかってきた。
それをシオンは咄嗟に手元の短刀で受け止めた。

「さすがだな、シオン。ワシの動きについてこれるとは・・・。
さすがキメラ研究所により作り出された生粋の暗殺者といったところか・・・」

その言葉にシオンはピクリと反応する。
長はすぐさまシオンから離れて距離をとった。

「お前達暗殺者は幼い頃に、あの研究所の施設により強化処理を施される。
それにより通常の人間を越えた能力を入手できるわけだが。中でもお前の能力は
組織でもトップクラスだった。それだけに惜しいな・・・」

「長、一つだけ教えてください。」

「・・・なんだ?」

「ギルドにとって俺の存在とはなんですか?」

「ふっ、しれたことよ。お前を含め、すべての暗殺者は任務を遂行するだけの
ただの駒にすぎぬ!」

「・・・その言葉を聞いて迷いが晴れました。」

シオンは手元の短刀を構えなおした。

「俺もずっとそれが当たり前だと思っていました。でもそんな俺に生きることの
喜びを教えてくれた奴がいる・・・。そいつのためにも俺は・・・あなたを討つ!!」

「戯言を・・・抜かすなぁ!!」

次の瞬間、シオンと長は同時に地面を蹴った。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------


[龍京]

(雨が降ってきたな・・・)

アルフレッドはその場に右手を差し出し、雨粒の感触を確かめる。

「風邪を引くといけない。ティーエ、屋敷に入ろう。」

「はい、お兄様。」

(ん・・・)

そのときアルフレッドは異様な殺気を感じ取った。

「ティーエ、申し訳ないのだけれど、先に行っててくれないかい?」

「でもそうするとお兄様が雨に濡れてしまいますわ。」

「俺は大丈夫だから、頼む。」

「わかりました。できるだけ早くきてくださいね。」

「ああ、わかってるよ。」

アルフレッドはティーエを屋敷へと促した後、背後を振り返った。

(シオン君が言っていたのはこいつらのことか・・・)

懐から拳銃を取り出したアルフレッドの前に、3人の黒装束の男達が立ちはだかる。
男達は見るからに殺気に塗れ、とても話し合いをしようという雰囲気ではなかった。

「悪いがこの先に行かせるわけにはいかないな。」

------------------------------------------------------------------------------------------------------------

[隼の城]

シオンの放った一撃は深々と長の胸元に突き刺さっていた。

「み、見事だ・・・」

シオンが短刀を引き抜くと、ガクリとその場に崩れ落ちる。

「・・・長、最後に教えてください。何故ギルドはティーエを狙うのですか?」

「あの娘の持つ必ず後々我々にとって脅威となる。それを捨て置くことなどできぬ。
それが答えだ・・・」

「それは嘘だ。」

「・・・何?」

「ティーエは屋敷に幽閉に近い形で閉じ込められている。それも自らの意思で。
そんなティーエがギルドに害をなすとは俺には思えない。」

「何が言いたい・・・」

「ひょっとしてティーエがデル族であることと何か関係があるんじゃないんですか?」

「・・・アガシュラ」

「え?」

「この暗殺依頼の主だ。どうしてもあの娘、デル族に生きていられると困る、とな。」

「何故アガシュラの依頼など受けたのですか!?」

「アガシュラの力は強大だ。我々が従わぬのであれば、その矛先は我々へ向くだろう。
それだけは避けねばならぬ・・・」

「長・・・」

「・・・すぐに戻ったほうがいい。」

「え?」

「既に先遣隊として龍京に暗殺者が向かった。屋敷の警護に防ぎ切れるとは到底思えぬ。」

「なんですって!?」

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

[龍京]

(はぁはぁ・・・)

アルフレッドはふらつく足を押さえながら懸命に身体を支えた。
彼の周囲には暗殺者たちの姿がある。

「くくく、ご苦労なことだが、無駄だ・・・」

その中の一人の暗殺者がアルフレッドに向けて語りかける。

「無駄ではないさ、屋敷には決して近づかせない」

「貴様は我らが来ることを知っていたようだが、そもそもそれをお前に伝えたのは誰だ?
そしてそいつは何故そんなことを知っていたと思う?」

「どういう意味だ?」

「シオンは我ら暗殺者ギルドの仲間、そもそもティーエ殺害の任務を受けて行動していた
のは奴なのだ・・・」

「なんだと、デタラメを言うな!」

「嘘だと思うなら奴の腕を確認してみるんだな。我ら暗殺者ギルドの証明である
黒いタトゥーが確認できるはずだ」

(シオン君が・・・?そんな馬鹿な!!)

「くくく、所詮貴様達がどうあがこうと我らの手から逃れることなど不可能なのだ。
せいぜいおびえるがいい!!」

「黙れ!!」

ダン!!

アルフレッドは暗殺者に向け、銃の引き金を引いた。
しかし暗殺者はその場から姿を消す。

「くっ、ティーエの元へ向かったのか・・・!」

アルフレッドはよろよろと屋敷へ向かう。

(シオン君・・・今の言葉は真実なのか?君は俺とティーエを騙していたのか・・・?)


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

[龍京]

(ティーエ。無事でいてくれ・・・!)

シオンは龍京の屋敷へと急ぐ。
やがて屋敷へとたどり着いたシオンは奥の間へと続く襖を開いた。

「シオン!戻ってきてくれたのですね。」

「ティーエ!無事だったか!」

ティーエの元へとシオンは駆け出そうとした。そのとき・・・

ダン!

ティーエとシオンの間に放たれた銃弾が地面に穴を穿つ。

「お兄様・・・?」

そこにはアルフレッドが立っており、こちらに向かって銃を構えている。

「シオン君・・・どうして君がここにいるんだい?」

「俺は・・・ティーエを守るために戻ってきたんです。」

「なるほど、では一つだけ確認させてもらいたいことがある。
悪いが、袖をまくって腕を見せてくれないか?」

「・・・」

シオンは無言のまま袖をまくりあげる。
その腕には黒いのタトゥーが深く描かれていた。

「シオン君・・・信じたくはなかったよ。」

そしてアルフレッドはシオンに向けて銃を再度構えなおす。

「お兄様!一体どういうことなのです。銃を降ろしてください!!」

「お前は黙ってろ!!」

「フレッドさん・・・」

「シオン君、俺の問いに答えるんだ。君は暗殺者ギルドの手のものなのか?」

「・・・はい。そうです。」

アルフレッドは銃の柄を力強く握り締める。

「しかし信じてください。俺はもうギルドの一員じゃない!今はティーエを守るために
ここにいる!!」

「そんな言葉が信じられると思うのか!!」

「お兄様!シオンのいうことは本当です!銃を降ろしてください!!」

「ティーエ、お前はこいつに騙されていたんだよ・・・」

アルフレッドは震える手でシオンに銃口を向ける。

「ティーエは俺が守る!暗殺者などに殺させたりはしない!!」

アルフレッドはシオンに銃口を向けたまま、トリガーにかけた指に力を込めた。

「やめてぇーーー!!」

ダァン!!

シオンに向けて放たれた銃弾はシオンの目の前で止まり、同時に赤い血飛沫を上げる。

アルフレッドの放った銃弾からシオンを庇ったティーエは、まるでスローモーションの
ようにゆっくりとその場から崩れ落ちていく。

「ティーエーーーー!!」

シオンは咄嗟に膝をつき、ティーエを両手で支えた。
一方、アルフレッドは銃を持つ右腕をガクガクと奮わせている。

「ティーエ・・・どうして・・・」

ザシュッ!!

その場に立ち尽くしていたアルフレッドの後ろから黒装束の暗殺者が顔を出す。
暗殺者に背中を刺されたアルフレッドはその場に倒れる。

「馬鹿な男よ、まんまとだまされおって。」

「お前・・・アルフレッドに何を吹き込んだ?」

「なに、お前が暗殺者であることを教えてやっただけだ。」

「・・・」

「寂しがることはないぞ、貴様もすぐにあの世に送ってやる!!」

暗殺者はシオンに向かって急接近する。

トン

「な・・・に?」

暗殺者は己の首筋に生える異様なものに気づく。
シオンが目にも留まらぬ速度で放った短刀が暗殺者の首に突き刺さっていたのだ。

「あの世にいくのはお前だ。」

「・・・シオン」

シオンの手元からシオンを呼ぶ声が聞こえる。
しかしその声は弱々しく、今にも消えさりそうだった。

「ティーエ!どうして俺なんかを庇ったりしたんだ!!」

「・・・シオン、初めて会ったときのことを覚えていますか?」

「ああ、昨日のことのように覚えている・・・」

「あの時は私のカンなんていいましたけれど、実はすぐにわかりました。
あなたの心の奥底に眠る、純粋な心。そして深い悲しみに・・・」

「・・・」

「私には人の心が見えるのです。ですが他者の心は決して私にとって心地よいものでは
ありませんでした。そしてそれゆえ人々は私に近づこうとはしなかったのです。」

ティーエは少し目を伏せた後、弱々しい笑みを浮かべた。

「あなたに初めて会ったとき、あなたになら私は撃たれてもよいと思ったのですよ・・・。」

「ティーエ・・・」

「でもあなたは私を傷つけたりはしませんでした。それどころか私の大事なお友達に
なってくれましたね。私にとって、それから毎日がとても楽しいものになりました。
とても感謝しています・・・」

「礼を言うのは俺のほうだ!お前は俺にたくさんのことを教えてくれた。
ただの人形だった俺に命を吹き込んでくれたんだ!!」

そのときシオンの目から雫が一滴、ティーエの頬に流れ落ちる。

「シオン、私のために泣いてくれているのですか・・・?」

「泣いているのか・・・俺が・・・?」

「ふふ、ありがとう。私はあなたに会えて幸せでしたよ・・・」

「いやだ!死なないでくれ!!俺はお前のことを・・・!!」

「ありがとうシオン。私にはあなたのその気持ちだけで充分です・・・。」

ティーエはシオンの顔に向かって奮える右手を差し出し、シオンの目元をぬぐった。

「あなたが抱いているその気持ち。決して忘れないで・・・そしていつかきっと、
あなたを好きだといってくれる人が現れる・・・。
その人を守ってあげて。そしてあなた自身も幸せになって。それが私の望み・・・です。」

「お前がいなくなったら俺は・・・!!」

「最後に一つだけお願いがあります。・・・聞いてくれますか?」

「・・・」

「私のことは・・・忘れてください・・。あなたは優しい人だから、私のせいであなたはこの先
きっと苦しんでしまう・・・」

「嫌だ!お前を忘れるなんてできるわけがない!!」

「ありがとうシオン。大好きよ・・・」

その時シオンの眼前にかざされたティーエの手がほのかに輝く。

「ティーエ・・・?」

パァン!!

ティーエの手に灯っていたかすかな光はシオンの前で大きく弾けた。
その直後、シオンの脳裏から少女との思い出が消えていく・・・。

ティーエの持つ真の力、それは人の感情をコントロールすることで、人の記憶を
操作できることにあった。

彼女は最期の瞬間、その力を初めて開放した。一人の少年の幸せ、
ただそれだけのために・・・。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------


BSBは暗がりの中で目を覚ました。
その正面にはかつて愛した少女がぼんやりとその姿を見せている。

「正直驚いています。あなたが再び私の前に来てくれたことに・・・」

「ティーエ・・・。思い出したよ、何もかも・・・」

「お兄様を責めないであげて。この2年間、一番苦しんできたのはお兄様なのです・・・」

「ああ、わかっている。俺は全てを忘れてただ生きてきたんだ。フレッドの怒りは当然のことさ。」

「死んでしまっても、この世に意識は残ります。だからこうして再びあなたと会うことが
できました。・・・複雑ですよね。」

「そうだな。お前とあの世とやらで仲良く暮らすのも悪くないかもしれないな。」

「シオン、お願いがあるの。聞いてくれますか?」

「なんだい?」

「お兄様を助けてあげて。今もなお、お兄様は苦しみ続けています。
私を撃ってしまった苦しみに耐えることができなかったお兄様は、全てをあなたの
せいにして、あなたを恨むことで、かろうじて生きることができたのです。」

ティーエはわずかに目を伏せた。

「でも・・・そんなの悲しすぎます。」

「ティーエ・・・」

「少しの間だけ・・・私の力をあなたに送ります。きっとお兄様の心が見えるでしょう。
シオン、あなたならお兄様を救ってくれると信じています。」

「そうか、なら俺はまだ・・・倒れるわけにはいかないな。」

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------


ブラッドレインは呆然と頭上を見上げていた。

(ティーエ・・・お前の敵はとった。けれど、何故こんなにも虚しいのだろう・・・)

そのとき倒れたBSBの腕がピクリと動く。

「何・・・!」

ブラッドレインは愕然とする。

「馬鹿な、俺の撃った一発は間違いなく致命傷のはずだ!何故動ける!?」

BSBは身体を起こし、地面に手をつき、ゆっくりではあるが立ち上がった。

「へっ、ティーエに地獄から追い払われちまったよ・・・!」

「貴様・・・まさか記憶が!?」

そしてBSBは澄んだ瞳でブラッドレインを射抜く。
するとBSBの脳裏にブラッドレイン・・・アルフレッドの感情が流れ込んでくる。

「そうか、お前は本当は・・・」

「黙れ!死に損ないが、今度こそトドメを刺してくれる!!」

ブラッドレインはBSBに銃口を向け、引き金を引いた。

ドン!

しかし弾はBSBの顔をわずかにそれる。

「どうした?外す距離でもねえだろ?」

BSBは腕を伸ばし、地面に落ちている自分の銃を拾いあげ、ブラッドレインに向けて構える。

「・・・フレッド、最期の勝負といこうじゃねえか。・・・構えな。」

「ふん、そんな身体で俺に勝てるとでも思っているのか!?上等だ!!」

ブラッドレインはBSBに向かって銃を構えなおした。
BSBは懐からコインを取り出し、頭上へ放った。

ドクン

心臓の鼓動の音が聞こえる

(フレッド・・・ティーエ・・・俺は・・・!!)

チャリン!!

コインが地面に落下した金属音が響く。
それと同時にBSBとブラッドレインは互いに銃を向け・・・引き金を引いた。

わずかな静寂の後、二人に運命の時が訪れる。

 

 


 




<あとがき代わりに>

ふぅー。書きたかったのですが、まあリアル都合上なかなか書けず、
ようやく書きあがることができました。

もうちょっと綺麗にまとめたかったというのが本音ですが。
自分の実力のなさを毎度痛感します(´-ω-`)

とりあえず前フリは全て消化できたかな。あとはエピローグに向かっていくのみ、です。

それでは本日はこの辺で失礼ww
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