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ラテールの大型アプデが来ましたね。
正直もっと後になると思ってたから驚きです。まあメンテ祭り続いてたみたいですが・・。
IDに興味はありますが、当分はいれそうにないので。
空気も読まずに続きを執筆して寝ます(ぁ
ご覧いただく場合はつづきをどうぞw
ラテール
ジエンディアサイドストーリー
~BSB~
「第9話、武闘会開幕!!」
[エルパ]
「ところであなた達はこれからどうするの?」
その場で座り込むBSBに向かってデスマーチは問いかけた。
「そうだな、この町にももう用はねえし、一旦エリアスにでも戻るかな。」
「私達も一旦ギルドルームに戻ろうと思うのだけど、それならエリアスまで
ご一緒してもいいかしら?」
BSBはマリーミアのほうを向いて顎で合図し、問いかける。
対してマリーミアは首を縦に振り、その合図に答えた。
「俺達はかまわねえぜ。」
「じゃあもう少しの間よろしくね。」
「わーい、ちょっとした旅行みたいだね。」
「よろしく頼む。」
フェイトが無邪気に喜び、クロスは表情を変えずにそう答えた。
[エリアス]
エリアスについたBSB一向は街道を進んでいく。
町はいつにない喧騒につつまれていた。
「いつきても活気のある町ね。」
「ジエンディアの首都だからな・・・って、ちょっと人多すぎじゃねえか?」
「なんだか王宮に近づくに連れて人が増えてるみたい。何かあったのかしら?」
「確かめてみるか・・・悪いな、ちょっと通してくれ。」
BSBは人波を書き分けて進んでいく。
王宮の前には人だかりができていたが、BSBは背伸びをして、人だかりの中心を覗き込む。
そこには立て札が立てられていた。
(なになに・・・?)
『この度、エリアス格闘上において、武闘大会を開催する。
優勝者には本人の望む褒美を与えるので、腕に覚えのあるものは奮って参加してほしい。
~ラジャータ~』
立て札にはこう記載されていた。
「どうだったの?」
「ああ、何を思ったか、国王の奴、武闘大会を開催するってさ。」
「武闘大会?」
「ああ。そして優勝者には望む褒美を与えるとさ。」
「へぇ、すごいね」
その時BSBの元に一人の兵士がやってくる。
「お前がBSBか?」
「ああ、そうだが。なんだてめえは?」
「姫さまがお呼びだ、至急王宮まで来るんだ。」
「なんだよ、えらそうに。ちょっと今はツレがいるんだ。またにしてくれ。」
「事態は急を要する。皆一緒でかまわんからついてきてくれ。」
「・・・だそうだが、どうする?」
「いってみましょう。なんだかワケありみたいだし。」
デスマーチがそう答える。
「いいぜ、案内してくれ。」
[王宮内]
部屋に案内されたBSB達をシルヴァ姫が迎える。
しかしなんだか慌てている様子でBSBに駆け寄ってきた。
「おお、来てくれたか!」
「どうしたんだ、そんなに慌てて。俺達は町に戻ってきたばっかりだってのに」
「それはすまぬが、緊急事態なのじゃ!外のお触れはもう読んだか?」
「ああ、国王の奴、どういう風の吹き回しだ?」
「元々父上はこういうイベントが好きでの。まあそれはかまわんのじゃが・・・」
シルヴァはBSBに駆け寄り耳打ちする。
「今回の騒ぎを利用して、父上の命を狙う輩がおると情報が入ったのじゃ。」
「なんだと?」
「大会出場者かもしれぬし、外部の者かもしれぬ。正体は全くわからん。だから・・・」
「俺に国王を守れ、ってのか?」
「うむ、引き受けてくれぬか!?」
(姫の頼みとあらばといいたいところだが、国王とは言え男のボディガードかよ、
どうしたものかな・・・)
BSBが腕組みして考えているところにデスマーチが口をはさむ。
「引き受けましょう。これは国の一大事だわ。」
「引き受けてくれるか!・・・ところでお主は?」
「申し遅れました、シルヴァ姫。私はデスマーチ、BSBやここにいる者の仲間で
掃除屋をやっています。」
「おお、お主の名前も聞き及んでおるぞ!二人が引き受けてくれるなら心強いのぅ。」
「ちょ、お前勝手に・・・」
「放ってはおけないでしょう。」
「ちっ、しょうがねえな・・・」
BSBは観念した。
「わかったよ、とりあえず俺達はどうすればいい?」
「この後、王宮の前で父上が正式にお触れを出すのじゃ。まずはそれを聞いてほしい。」
<数刻後>
王宮前で待っていたBSB達の下に王が兵を連れて現れた。
「皆のもの、既に聞き及んでおるとは思うが、一週間後に格闘場にて武闘大会
を執り行う!
通知しておいた通り、優勝者には望む褒美を取らせる!是非奮って参加してほしい。」
王の言葉の後を兵士が続ける。
「なお、大会は甲(武器なし)と乙(武器あり)のニ部門により執り行う。
それぞれの優勝者が決まれば、その優勝者同士で闘い、真の優勝者を決めるのだ。
ルールとして使用する武器はこちらの用意した木製の武具、あるいは
グローブを使用してもらう。
なお、銃、火器の使用は禁ずることとする!!」
(なんだ、それじゃ俺達の出番はねえな・・・)
「それではみなのもの!大会に向けて修行に励んでくれ、以上だ!」
そう言って王は王宮へと戻っていった。
「お前達を父上に紹介する。ついてまいれ。」
シルヴァ姫に連れられ、BSBは王宮へと続く。
「ほう、お主がBSBか、そなたのうわさは聞き及んでおるぞ。」
「・・・どうも」
「余の護衛をかってでてくれたそうだな。よろしく頼むぞ。」
(別にかってでたわけじゃ・・・)
訝しげな表情を浮かべたBSBをデスマーチが肘でつつく。
「本来ならお前達の腕前も見せてほしいところではあるが、
さすがに銃の使用を認めることはできぬのだ。」
(そりゃあそうだろうな。)
「それと今回の大会だが・・・ケイラ!ブニブニ!」
「お呼びでしょうか、国王。」
「ただいま呼ばれて参りました~」
王が呼びかけに応じて二人の女騎士が現れ、王の前で膝をつく。
「紹介しておこう、余の近衛兵士である、ケイラとブニブニだ。
女性ではあるがその腕前は余が保障しよう。今回はこの二人にも参加してもらうつもりだ。」
「はっ!必ず王の期待に沿ってみせます。私は男などに遅れはとりません!!」
ケイラと呼ばれた女騎士は凛とした声でそう言い放った。
「うう~、自信はないけどがんばります~」
ブニブニと呼ばれたもう一人の女騎士が続いてそう答えた。
「それでは開催日は一週間後だ。それまでここで待機しておいてくれ。
よろしく頼むぞ!」
ラジャータ王はそのまま奥の部屋へと姿を消した。
そして二人の女騎士がそれに続こうとする。
「ああ、ちょっと待った!」
BSBの呼び止めにケイラが振り向く。
「・・・なんだ?」
「あんた達、この後時間あるかい?」
「はぁ?」
ケイラはワケが分からないといった表情を見せる。
「是非お暇ならこの後俺と一緒に食事でも・・・」
その言葉を聞いたケイラは視線を鋭くし、腰から剣を勢いよく抜き放つ。
そしてそのままBSBの眼前に突きつけた。
「どこの馬の骨かもわからぬ者が王の護衛につくだけでも私にとっては不愉快なのだ。
今度そんなふざけたことをぬかしたらその首から先、つながっていないと思え!」
ケイラはBSBにそう言い放った後、その背を向ける。
「え~、どうしようかなぁ。」
しかしブニブニは顔を赤らめながら身体をもじもじさせていた。
「ブニブニ!いくぞ!!」
「もう、ケイラちゃんはマジメすぎるよ。それじゃお兄さん、またね~」
ケイラにブニブニは連れていかれ、二人はその場を去っていった。
「いつものこととは言い、ほとんど病気ね・・・」
デスマーチはBSBを半眼の状態で睨む。
「うむ、久しぶりの好感触だ。これはいけるかもしれんな!」
しかしBSBはその目を輝かせガッツポーズしている。
(こいつ、張っ倒してやろうかしら・・・)
「しかし武闘大会か、クロス出てみたら?あなたならいいところまでいけると思うけど。」
「・・・俺の剣は見世物ではない。」
クロスはデスマーチの提案をあっさりと却下した。
「じゃあ僕が出るよ!」
フェイトはハイハイと右手を上げた。
「ちょっとそれはさすがに危ないんじゃ・・・」
マリーミアがうろたえながらそう答える。
「フェイトはその辺の冒険者よりずっと腕は立つ。」
クロスはマリーミアにそう告げ、さらにさらりととんでもないことを提案する。
「なんならお前も出てみたらどうだ?良い経験になると思うが。」
「ちょっとクロス、それはさすがに・・・」
デスマーチは止めようとしたが、マリーミアの返答はそこにいるもの全員に
とって意外なものだった。
「・・・うん、私出てみます!」
「おいおい・・・」
BSBはマリーミアの首ねっこを捕まえ顔を引き寄せる。
「大会とはいえ遊びじゃないんだぜ?正直今のお前の腕でなんとか
なるとは思えねえがな。」
「それは私もそう思うけど・・・幽霊船のときのような悔しい思いはもうしたくないの。」
「しかしな・・・」
「BSB、やらせてあげたら?私にはマリーちゃんの気持ちがよくわかるし。」
「ちっ、どいつもこいつも。わかったよ、そんなら好きにしな。」
BSBは投げやりにそう答えた。
「大会まで一週間ある。それまで俺が少し剣の手ほどきをしてやろう。」
「はい!お願いします。」
クロスの申し出にマリーミアは快諾した。
<一週間後>
(さてと、一体全体どうなることやら・・だな)
格闘場にBSBは一人やってきた。
そこへ彼の存在に気づいた一人の青年がその場に駆け寄ってくる。
「これは奇遇ですね。あなたもこの大会に?」
その青年はBSBに会うなりそう声かけた。
「あ?誰だお前?」
「忘れちゃったんですか!?深艶ですよ。天空豆の樹塔で会ったでしょう!?」
「悪いな、記憶にない。」
その答えに青年はがっくりと肩を落とした。
「・・・ん?俺もってことはお前、この大会に出るのか。」
「ええ、修行の成果を試す絶好の場と思って。」
ちょうどその時二人の元にマリーミアとクロス、フェイトがやってくる。
「お待たせ。もう来てたのね。」
「ああ、もうすぐ時間だからな。お前のほうこそ大丈夫なのか?」
「ええ、なんとか、クロスさんのおかげだけどね。」
「やれるだけのことはやったが、くれぐれも気を引き締めて行くことだ。」
「はい、わかってます。」
「それじゃ僕達は控え室に言ってるね。」
フェイトはBSBに声かけ、マリーミアと一緒に控え室に向かった。
「っと、僕もいかないと。それじゃBSBさん、また。」
深艶も控え室に向かって走っていった。
そしてその場にはBSBとクロスの二人が残る。
「・・・で、あいつの仕上がり具合はどうなんだ?」
「最初感じた通り、中々筋はよいものを持っている。
一週間前と比べて、飛躍的に上達はした。
・・・しかし、まだ不安が残るのも事実だ。
何かきっかけがあれば化ける可能性はあるがな。」
「ま、見守るしかねえってことか。」
「しかしお前こそ、何故ここにいる?王の護衛はどうしたのだ?」
「ああ、今はデスマーチに見てもらっている。交代で護衛につくことにした。
そうでもないとずっと男の傍なんてやってられねえぜ。」
「まったくいい加減な男だな。」
「ほっとけ。」
時間になると会場には見学者と思われる人だかりができ、一気に盛り上がりの
様相を見せる。
そしてしばらくするとファンファーレが辺りに鳴り響き、それは大会の開催を告げる。
ラジャータ王主催の武闘大会が今始まろうとしていた。
はい、この手のお話のいわばお約束。武術大会スタートです!!(ぁ
世間一般ではラテは大型アプデに沸いているというのに、その重さゆえ、
俺は早々にプレイをあきらめ、小説の続きを書いてたりします。
ま、もっと時間があって、落ち着いてきたら堪能させてもらうことにするさ・・・。
とりあえずネタ収集のために一通りは回ってみるつもりです。
それでは今日はこのへんで失礼w