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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 第2部 です。


今回ついに妄想小説の真相が明らかになります。

まだ今までの話をお読みいただいていない方で少しでも読む可能性がある方、
ラテールというゲームを純粋に楽しまれている方、
たまたま立ち寄っただけの方、

かなり危険な内容になるので、お読みいただかないほうがいいでしょう。

なお、毎回しつこいようですが、今回は特に念を押しておきたいと思います。
この話は管理人の中だけのオリジナルストーリーです。

ゲーム本編とは一切関係がございません。
その了承とご覚悟いただいた方のみ、続きをお読みください。







ラテール
ジエンディア サイドストーリー
         ~メイリーナ~

『第9話、真相』


[アースガルド]
[玉座の間 扉前]

覚悟を決めたハルの前に当然やってくると思われた敵の追撃は中々訪れない。

(どうしたんだ・・?)

ハルは恐る恐る目を開けた。

あちこちから風切り音が聞こえ、何かが飛んでくる。
そしてそれにより、モンスター達は次々と倒されていく。

「これは・・・矢か。それに弾丸や石つぶて・・・」

ハルの目の前では複数の冒険者達とモンスターが戦いを繰り広げていた。
冒険者達はハルのよく知る人物達である。

「ハルさ、生きとるか?」

「ハルさん、久しぶり、元気にしてました?」

「ああ、どうやら死に損なったみたいだ。」

ハルはその場に座り込んだまま天を仰いだ。


------------------------------------------------------------------------------------------


[アースガルド]
[玉座の間]


磁気嵐の収まった玉座の周りには3人の人物が倒れていた。
赤髪の剣士アルファド、青髪の銃士さみゅ、そして金髪の魔道士あいか・・・。

3人ともその場に倒れた状態で意識を失っているようだった。

「皆さん大丈夫ですか!?」

メイリーナは3人に声をかけたが、反応はない。
さらに声かけようとしたメイリーナは背後に気配を感じて振り返った。

(!?)

そこには白い霧のようなものが展開されており、それは徐々に集まり、人の形を
形成していく。
やがてその場に白く長い髪を携えた少女の姿が映し出される。

「あなたはまさか・・・」

メイリーナの眼前には彼女が追い求めた少女の姿があった。

「イリス!?」


------------------------------------------------------------------------------------------


[アースガルド]
[玉座の間 扉前]


数多くいたモンスターの群れは月の光ギルドの面々によって倒されていた。
そしてハルの元にメンバーが集まってくる。

「ハルさも案外だらしないなぁ。このくらいの敵に」

「この周辺のモンスターは片付きました。また襲ってくるかも
しれませんが、ひとまずは安心でしょう。」

「ひどい怪我・・・すぐ治しますからね。」

ヘレンはそう言いながら回復魔法の詠唱を始める。

「しかしどうしてここに?他の皆も来てるのか?」

「ええ、スケさん、カクさんを筆頭に他のメンバーはここの敵を分散しつつ、
徐々に殲滅しています。
入り口に人が入った形跡があったので、私達3人は先に奥に向かってきたんです。
この場所については・・・」

「少し前、海中から突然天に向かって光の柱が伸びたのが見えました。
それによってアトランティスや、この場所がわかったんです。
そして進んできたらハルさんがいた、というわけです。」

「しかし水臭いで、無事なら連絡くらいくれればええのに」

「事態が落ち着くまで、できることなら皆を巻き込みたくなかった。
それに少し調べたいこともあったんでね。」

「以前エリアスで別れた後、何があったんですか?」

「まあ一つはエリアス王宮の俺をはめた黒幕の調査だな。
それについてはすぐにわかった。
恐らくエリアス官僚の一人『西群』の指示だろう。」

「西群様が?」

「ああ、彼は後々は王の座を狙っていたみたいだな。
そこに俺みたいなよそ者がいきなり王宮つきの騎士に抜擢されたため、
邪魔になったんだろう。
だからギルド共々厄介払いを図ったってわけさ。」

「納得。あのおっさんは以前からなんか気にくわんかったしなぁ。」

「もう一つは?」

「魔王がまだ生きているということは四聖獣の様子ですぐにわかった。
今の世界の情勢にイリスが関与していると思った俺は、
『カズノ・ナス』に話を聞きにいっていたのさ」

 

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[龍京]
[酒場]

「これは大胆なお客さんだな。王宮のお尋ねものが俺に一体何の用だい?」

「理由は何にせよ、ご存知いただいて光栄ではありますがね。
あんたに聞きたいことがあってきた。」

「男の訪問はできればご免こうむりたいな。一応用件だけは聞いてやる。」

「伝説のイリス一行はイリスについて皆口をつぐむ。だが魔王は倒れた
というのに世界のモンスターは一向にその数を減らさない。
そして行方をくらませたイリス。ジョアンファームの裏切り、黒月姫の憤り。
普通何があったのか不思議に思うと思うが?

「お前に話す義理はないな。大体なんでそんなにイリスにこだわる?
お前には関係ないことだろう。」

「確かに直接的に関係はないな。しかしそのことが原因で、世界が滅亡の危機に
陥っているなら、それを捨て置くことはできない。」

「・・・お前、どこまで察しがついている?」

「魔王がまだこの世界にいること。そしてその魔王は確かにイリスが倒したこと。
そしてそのイリスを・・・あんたが滅ぼしたこと、かな。
その理由を聞くためにここにきた。」

「一つ質問に答えろ。何故わざわざ危険を冒してまで、魔王を倒そうとする。
お前を罠にはめ、殺そうとする人々を守ろうとするその理由はなんだ?」

「くだらない人間を守ろうとするほど俺は偽善者じゃない。けれど、俺の目の前で
罪のない人々に死なれるのを黙って見過ごすこともできない。
それだけだ。」

「やけに単純な理由だな。本当にそれだけってのか?」

ハルは首を縦に振る。

「あーっはっは!」

その様子を見たカズノは突然笑い出した。
そしてしばらく笑った後まじめな顔に戻り、目の前の青年に再度目を移す。

「馬鹿な奴だ・・・。その馬鹿さに免じて、いいだろう教えてやる。
イリスがあの後どうなったのかを、な。」

 


---------------------------------------------------------------------------------------------------------


[アースガルド]
[玉座の間]

メイリーナの前に突如現れたイリスは実体を持たず、その場に浮遊していた。
そのままの姿でメイリーナに語りかける。

「よくここまで来ました。待ってましたよ、メイリーナ」

「私の名前を・・・?あなたはどうしてこんなところにいるんです?
どうして私を知っているんですか?」

「デル族はそのほとんどがアガシュラによって滅ぼされ、この世に
残っているのは私とあなたの二人だけ。
わからないわけがない。あなたは私の妹なのだから・・・」

「私がイリスの・・・!?」

メイリーナはイリスの突然の言葉に驚きながらも質問を続ける。

「イリス、教えてください!あなた達一向は魔王を倒したと語り継がれています。
その実まだ魔王はこの世にいると聞きました。そしてモンスターも・・・
魔王を倒した後、一体何があったんですか?」

「言葉で語るより、あなたには直接見てもらった方が早いでしょう・・・」

イリスはそういって意識をメイリーナに重ねた。

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

[???]

「はあ、はあ、はあ・・・。」

『グルルル。この力は?貴様の・・・!!』

「これでお前も最後だ!」

『愚かで愚かだ、デル族の娘よ・・』

魔王はイリスの放った力によって徐々に崩れていく。
しかしイリスにその口から衝撃の事実を語り始めた。

『我は魔王、しかし我を生み出したのは他ならぬお前ではないか。』

「何をいって・・・?」

『人間は愚かだ。その欲望はとどまることを知らぬ。自らを傷つけ、裏切り、そして殺す。
その結果生まれる人の負の感情『怒り』『悲しみ』『恐怖』『妬み』『憎しみ』・・・』

『我はそうした人間共の負の感情が集まって生まれたのだ。』

「なんですって?」

『お前は自分が持つ力を理解してはおらぬ。お前の真の力、それは他者の
強い想いを具現化することだ・・・』

『お前がこの世に生を受けまもなく目覚めたその力によって人間共の
負の感情を具現化させた。
その結果、我は生まれたのだ・・!』

「そ、そんなことって・・・!」

『事実だ。証拠を見せてやろう。』

魔王はイリスの力によって消え行く自身の体をイリスに重ねていく。
その結果イリスはジエンディア王家の起こした過去の紛争を垣間見る。

そして魔王の言葉に嘘偽りがないことを・・・。

「そんな・・・私が今までしてきたことは・・・。
それじゃ私は一体何のために生まれたの・・・?」

『イリスよ。目を覚ませ!神がお前にその力を与えたのは他でもない・・・』

イリスの頭に魔王の言葉と意思が響き渡る。

『愚かなる人間共を根絶やしにするためだ!!』

「私は・・・私は・・・!!」

魔王はその姿を消し、その場に訪れた静寂が訪れた。
イリスは肩を落としその場にうずくまる。

それを見てとったカズノはイリスに声かける。

「どうしたイリス・・・?」

「あ・・・ああああ!!」

イリスは突如立ち上がり、全身から黒い魔力を噴出させる。

「イリス!?」

「いけない!魔王の邪気に当てられた!?」

イリスはムーウェンたちの方へ向き直った。
そのまま魔王に放った自身の力をかつての仲間達に向ける。

「ちっ!イリス!!」

カズノは咄嗟にイリスに向かって距離を詰める。

「カズノさん、いけない!!」

「うおおぉぉ!!」


---------------------------------------------------------------------------------------------------


[龍京]
[酒場]

「あのときのイリスは魔王によって何かを吹き込まれた。その結果、
俺達だけでなく世界をも滅ぼそうとした。
だから俺はイリスが完全に覚醒する前にイリスを滅ぼしたんだ・・・」

ハルは言葉もなく絶句する。
カズノの口から語られた事実は彼の想像をはるかに超えるものであった。

「その後のイリスは・・・?」

「魔王の魂と融合したイリスの精神は、身体が朽ち果ててなおも消えなかった。
だから俺達はイリスの精神を分かち、各地の石塔の中に封じ込めたのだ。」

「それがイリスの石塔・・・か」

「話は以上だ。」

ハルは無言のまま立ち上がり、カズノに向き直る。

「カズノさん、一ついえることは、イリスの精神はまだ生きている。
そしてそれが恐らく全ての元凶だ・・・」

カズノは何も答えない。

「俺は必ず止めて見せる。だが、そのためには・・・」

-----------------------------------------------------------------------------------------------------


[アースガルド]
[玉座の間 扉前]


「そんなことって・・・!」

「実体を持たないものを相手にする術は今の俺にはない。
いや恐らく他の誰にも・・・。」

「だからメイさんの力に目をつけた・・?」

ハルは無言のまま首を縦に振る。

「なんてことを!!」

フリアータはハルの胸倉をつかみ、締め上げる。

「自分にはなんともできひんからってあんな小さい子を利用すんのか!
見損なったで!!」

ハルは俯いたまま抵抗しなかった。そしてその目から涙がこぼれ落ちる。

「ハルさ・・・?」

「これはカケだった。彼女ら二人を引き合わすことはあるいは最悪の事態を
引き起こすかもしれない。
しかし、イリスも元はといえば、欲深い人間の犠牲者なんだ。」

「・・・」

「俺はこの命に代えても、イリスを止めてみせる・・・そしてメイちゃんも・・・!」

「ハルさん、そんな身体で!!」

ハルはヘレンの静止も聞かず、扉に向かって歩みだした。


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[アースガルド]
[玉座の間]

「あ・・・あああ・・!!」

メイリーナの身体がガクガクと震える。
イリスの身体からあふれ出した負の感情はメイリーナを徐々に犯し始めた。

「本当に待っていた、あなたを・・・」

イリスはその顔に邪悪な笑みを灯す。

「あなたもかつての私と同じ。自分自身の力をまだはっきりと理解していない。
あなたの力は自分自身の強い想いを具現化する能力。私の力と一体となれば、
人々を滅ぼすこともたやすい・・・」

イリスの身体が徐々にメイリーナと一体化していく。

「そこの娘はたまたま私と波長があったため、利用させてもらっただけ・・・」

イリスはそう言い、倒れているあいかに目を落とす。

「愚かなる人間達、今こそその罪をつぐなわせてあげる!!」

メイリーナの身体から黒い魔力が吹き荒れる。

「あはははは!!」

イリスから放たれる魔力の渦が吹き荒れる。
それとともに辺りにはイリスの嘲笑が響き渡った。




↓最終話へはこちらから
http://harubsb.blog.shinobi.jp/Entry/115/

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これが妄想ストーリーの真実です。
ゲーム内容はまだ語られていないのでわかりませんが、
恐らくこんなダークな話にはならないはず・・・(汗

本当に黒い話でご覧いただいている方々、ごめんなさい;;

さて、恐らく次回かその次でこの話もラストを迎えるでしょう。

ここまで読んでもまだお読みいただく元気がある方は、もう少しの間お付き合い
いただければ幸いです。

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