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ラテール創作小説 Revolution

前回より少し間が空いてしまいましたが・・・今回はトク様とのバトルです。
主人公も槍、トク様も槍ってことで、ある意味必然とも言えるこのバトルを
今回は書いてみました。

お読みいただく場合はつづきをどうぞ。


ラテール
ジエンディアサイドストーリー
            ~美月夜~

「第5話、トク・・・トク様・・・トク先生!?(後編)」



[トク様の部屋]

赤い機械の台座上に、色黒の肌に白衣を身にまとう男、トク様は
腕と足を組みながら腰掛けている。

対してクロカゲとヴァルアースは武器を手に取り、油断なく構える。

「本当に戦うのか?どう見ても普通の人にしか見えないんだが・・・。」

美月夜はクロカゲに向かってそう囁いた。

「それは余計な心配だと思うよ。奴は恐らく『アガシュラ』だ。」

「アガシュラ?」

「要するに普通の人間じゃないってこと。まあ見ていればすぐわかるさ。」

「クロカゲ、飛び込むから援護して!」

ヴァルアースは軽く腰を落としながらクロカゲに向かって叫ぶ。

「了解!」

クロカゲはそう返答を返し、背中の矢筒から矢を取り出し、弓を引き絞る。

タン!

ヴァルアースは勢いよく地面を蹴り、トク様に向かって急接近する。
トク様の目の前に踏み込んだヴァルアースは軽くフェイントをかけながら横へ跳躍した。

直後、ヴァルアースの背後から無数の矢がトク様に向かって迫る。

パチン

しかし、トク様は落ち着いた様子で手元のボタンを押した。
すると機械の表面に光のフィールドが展開される。

クロカゲの放った矢はそのフィールドに遮られ、その勢いを失って地面に落下した。

「ヒュウ!」

ヴァルアースはトク様のサイドから飛び上がり手元の爪を振るう。

ガキン!

しかしトク様は乗った機械から伸びたアームを一閃し、ヴァルアースごとなぎ払う。

「・・・くっ!」

ヴァルアースは大きく跳ね飛ばされながらも、咄嗟に身体を回転させ、なんとか地面に
着地した。

「その程度の連携では我輩を地面に降ろすことすらできんな。」

トク様は落ち着いた様子でカップを手に取り、口に運んだ。
そして中の黒い液体を飲み干す。

「くそぅ、余裕かましやがって・・・」

「どうやら並の攻撃じゃ通用しないわ。どうする?」

「僕の矢もあのフィールドに遮られ、あいつの元まで届かないようだ。
こうなったら『アレ』をやろう。」

クロカゲはヴァルアースに向かって目配せする。

「わかったわ、任せて。」

ヴァルアースは頷き、クロカゲの元へ駆け寄る。

「くらえ!」

クロカゲは右手に無数の矢を持ち、連続でトク様に向かって放った。
しかしトク様は手に持ったカップを置き、再度キーボードを叩く。
するとまたしても光のフィールドが展開され、クロカゲの放った矢を受け止める。

「無駄だといって・・・」

クロカゲは既に次の矢を放つ動作に入っており、力強く弓を引き絞る。
その前にはヴァルアースが立っており、両手を合わせて構えている。

「確かに通常の攻撃なら通用しないみたいだけど・・・これならどうかな?」

クロカゲは限界まで引き絞った矢を解き放つ。
そしてその直後にヴァルアースはあわせた両手を勢いよく突き出した。

「はあぁぁ!!」

ヴァルアースの両手から放たれた気孔波はクロカゲの放った矢を後押しし、
矢は炎を纏いながら勢いよくトク様に向かって飛来する。

「何!?」

トク様の展開したフィールドに一時は遮られたが、その勢いは失われず突き進む。
その結果、フィールドにピシピシとヒビが入る。

パキン!!

クロカゲの放った矢はついに光の壁を破り、そのまま突き進む。

「む・・・おお!!」

ドオン!!

矢はそのままトク様に直撃し、大きな破砕音を上げた。
モクモクと煙が立ち昇り、周囲を覆っていく。

「・・・やったか?」

「すごいじゃないか!今のは一体?」

美月夜はクロカゲの元に駆け寄った。

「僕とヴァルアースの連携技『オーラフェニックス』だ。僕の矢をヴァルの気孔で
増幅させて放つ僕達の必殺技さ。」

「へえぇ。」

「見て、煙が収まっていくわ。」

そういってヴァルアースは前方を指さした。
徐々に煙は晴れ、蹲り、地面に手をついたトク様の姿が映し出される。

「く・・・」

「どうやら僕達を甘く見すぎたみたいだね。あんたの負けだ。」

クロカゲは素早く次の矢を手にとり、弓を引き絞る。

「く・・・は・・・はははは!!」

トク様はしばしその場に顔を伏せていたが、堰を切ったように突如顔をあげ、
笑い声をあげる。

「何がおかしい・・?」

「いやはや、君の言うとおりだ。我輩は少々君達を侮りすぎていたようだ。
おかげで自慢のマシーンがこの様だよ。」

「大人しく降参するってこと?」

ヴァルアースがトク様に問う。

「・・・まさか。勝負はこれからだよ。」

そういってトク様は手元のスイッチを押した。

ガコン!

突如クロカゲとヴァルアースの足元の地面が割れる。

「なっ!?」

咄嗟のことに二人は対処しきれず、地面の下に向かって落下していく。

「戦いとは二手、三手先を読んで行うものなのだよ。」

トク様は軽く笑みを浮かべた後、悠然と立ち上がる。

「一体何をしたんだ!?」

美月夜はトク様に問いかける。

「フン、あの二人は少々厄介だったのでな。退席してもらったまでだ。この下には毒釜
が用意してある。即死とはいかぬが、徐々に身体を蝕み、やがては死にいたる。」

「なんてことを・・・!」

美月夜は手に持った槍を構える。

「小僧、貴様も槍を扱うのか。これは面白い。」

するとトク様も大きく穂先が三つに分かれた槍を手に取り、天に向かって掲げる。

「ならばここは一つ、力比べといこうか!」

トク様は地面を蹴り、美月夜に向かって一直線に走る。

「はああ!!」

そしてそのまま走る勢いを利用した頭上から三叉の槍を思い切り振り下ろした。

ガキン!!

美月夜は両の手で柄の部分と穂先のしっかりと持ち、万歳をするような格好でトク様の
一撃をかろうじて受け止めた。

「甘いわ、くらえい!!」

トク様はすぐさま槍を引き、今度は横から力任せに三叉の槍をなぎ払った。

「ぐっ!」

美月夜はこの一撃もかろうじて柄で受け止めたが、トク様の勢いに押され、横向きに
飛ばされる。
慌てて、地面に両手をついて体勢を立て直し、トク様の方に目を向けた。

「!?」

しかしすぐさま訪れると思われた追撃はやってこない。

「ふふん、立ちたまえ、倒れている相手を攻撃するのは我輩の主義に反する。」

そういってトク様は美月夜に向かって立ち上がるように促した。

「・・・大したフェミニストぶりじゃないか。とてもさっき二人に卑怯な真似をした
奴とは思えないぜ。」

「そもそも我輩一人に向かって三人がかりで襲ってくるのは卑怯ではないとでも?」

トク様は堂々と悪態をつく。

(やれやれ、こいつ、自分はあんな大掛かりな機械に乗ってたのをすっかり忘れて
やがるな。それに同時に相手をしたのは2人、だぜ。)

美月夜は心の中で毒づきながらも油断なく立ち上がり、槍を構えなおした。

(それにしてもすげえ力だ。まともにやりあっちゃ不利・・・だな。どうするか。)

美月夜はトク様と対峙しながら稽古の様子を思い出していた。

---------------------------------------------------------------------------

[七瀬家 道場]

「たああ!!」

美月夜は手に持った練習用の棒を上段から勢いよく振り下ろす。
美月夜の正面に立つ、美月夜の祖母は手にもった槍を美月の槍と衝突する瞬間
地面に向かってひきつけた。

「うぁっ!?」

その流れるような動作に美月夜はまるで吸い込まれるように体勢を崩す。

パシッ

その隙を見逃さず、祖母は槍の腹を使って美月夜の足元を払った。

「いてっ!」

ビュッ!

地面に手をついて倒れた美月夜の眼前に槍の穂先を突きつけて止めた。

「美月夜さん、まだまだですね。」

祖母は槍を引き、小さく笑う。

「くっそ、なんでばあちゃんはこんなにつええんだ。」

「美月夜さんは無駄な動きが多すぎます。それじゃ打ってくださいといっているような
ものですよ」

「ちぇー・・・。」

祖母は美月夜に唐突に問いを投げかける。

「美月夜さん、槍において一番強力な技術はなんだと思いますか?」

「そりゃあやっぱり・・・突きじゃないかな?」

美月夜はそういいながら、軽く突く動作をとる。

「そうですね。突きは一番少ない予備動作で最大限のダメージを与えることができます。
穂先がついていなくても急所に当たれば絶命させることもできるくらいですから。」

「だよな。けどさ、ばあちゃん。」

「はい、なんですか?」

「なんでうちの槍術は突き主体の攻撃がほとんどないのさ?」

「中々よい質問ですね。確かに七瀬流槍術には突きの技術はほとんどありません。」

「だよな。なんでなんだい?」

「七瀬流槍術の極意は守りにあるから、です。」

「守り、ねぇ。」

「はい、わかりやすくいうと・・・。美月夜さん、今持っている槍を思い切り突いてみてください。」

「あ、ああ。」

美月夜は腰に槍を構え、勢いよく突いた。

「ではその状態から次の攻撃につなげてみてください。」

美月夜は言われるままに次の動作につなげるため、槍を一度ひきつけた。

「ここです。」

「え?」

「突くという動作は非常に強力ですが、思い切り突いた後は次の動作に移るためには必ず
引き付ける動作が必要となります。簡単にいうと次の動作に移りにくいのです。」

「なるほどねぇ・・・。」

「七瀬流の極意は切り払い等の技術を流れるように次の動作へつなげることにあります。」

「例えばさっきばあちゃんがやった、『草伏せ』とかかい?」

「そうですね。あれもその一つと言えます。」

「なあ、もしばあちゃんが槍同士の戦いで真剣勝負をしたとしたら、どこを狙う?」

「そうですね。相手の膂力にもよりますが・・・。」

美月夜の祖母は少し考えた後、こう答えた。

「相手の突きを誘います。リスクは伴いますが、外すことさえできれば絶好の
チャンスが生まれます」

「突きを・・・ねぇ。」

「実演してみましょうか。美月夜さん、私に向けて突いてみてください。思い切りですよ。」

「いいのかい?怪我しても知らないぜ。」

「大丈夫です。」

美月夜は穂先を祖母に向けて腰を落とした状態で、大きく息を吐いた。

「・・・ふっ!!」

そして気合を入れると思い切り槍を突き出した。
美月夜の繰り出した一撃は祖母の眼前に迫る。決まるかと思われた矢先、祖母の
姿が掻き消える。

「なっ!?」

祖母は身体をわずかに捻り、そのまま美月夜に向かって大きく踏み込んだ。
そしてそのまま石突きで美月夜の腹部を軽くたたく。

「げほっ」

美月夜は咳き込み、地面に膝をついた。

「相手の突きを透かすことができれば、この通りです。」

「な・・・なるほど・・・」

「しかし大変高度な技術を求められる上に、失敗すれば自分が痛手を負うことになります。
美月夜さんはまだ真似はしないほうがいいでしょうね。」

「うーん、何かコツとかはないのかい?」

「七瀬流槍術全てに言える極意とも言えますが。己の精神を鋭く研ぎ澄ませることです。
これを『針の極意』といいます。」

「針の極意・・・ねぇ。」

--------------------------------------------------------------------------

(できるかどうかわかんねえけど・・・。いちかばちかやってみるか!!)

美月夜は大きく息を吐きながら油断なく構える。

「いくぞ、小僧!!」

トク様は先ほどと同様に走りこんでくると、高飛びの要領で槍の穂先を地面について
大きく跳躍した。

「なっ・・・」

そして落下する勢いを利用して大きく槍を振るう。

ガキン!!

美月夜は横っ飛びして難を逃れる。

「はあっはっは!!」

地面に着地したトク様は力任せに槍を振り下ろし、なぎ払い、あるいは振り回す。
美月夜はなんとかそれをさばきながらも徐々に後退する。

ドン。

やがて壁際に追い詰められた美月夜は壁に背をついた。

「どうした?もう無駄な抵抗はしないのかね?」

「うるせえ。」

美月夜は毒づきながらも、自分に必死に言い聞かせる。

(落ち着け。限界まで集中力を高めるんだ。チャンスはきっとくる。)

美月夜は意識を鋭く集中させていく。
そう、まるで鋭い針の先を形作るように・・・。

「・・・死ねぇ!!」

トク様は思い切り踏み込み、両手で槍を思い切り突き出した。

(来る!突きだ!!)

極限まで集中力を高めた美月夜の目に驚きの風景が飛び込んでくる。

(な、なんだこれは・・・?)

美月夜の視界に入ってきたもの。それはセピア色の概観にスローモーションの
ように流れる景色。そして目の前に向かってトク様が繰り出す三叉の槍の一撃が
ゆっくりと近づいてくる。

「っ!!」

「なんだと!?」

トク様は驚きに目を見開いた。
美月夜は鋭く踏み込み、槍の穂先をかいくぐりながら一瞬にしてトク様の懐へと
間合いをつめていたのだ。

「うおお!!」

美月夜は踏み込んだ勢いを活かしたまま、地面から虚空に向けて思い切り槍を振るった。

ザシュッ!!

トク様はかろうじて上体を逸らしたが、かわしきれずに胸元を大きく引き裂かれる。

「ぬおお!おのれ!!」

トク様は大きくよろめき、胸を押さえた。

(くそ、浅かったか!!)

美月夜は小さく舌打ちした。
咄嗟にトク様が上体を逸らしたせいで、今一歩踏み込みが足りなかったのだ。

「トク様!!」

そこへメガネの従者がやってきてトクに向かって声かける。

「なんだ!?まだ勝負はついておらん。黙ってみておれ!!」

「いえ、それが・・・」

従者はトク様にさらに近づき、囁いた。

「何、『奴』がこちらに・・・!?」

「は・・・」

トク様はギリリ、と強く歯軋りした後、大きく声を張り上げた。

「ええい、やむをえん。ただちにここを撤退する。我に続け!!」

「ははっ!」

トク様は美月夜のほうへ振り返り、叫んだ。

「小僧!ひとまずこの勝負は預けておく!!次あったときは覚悟しておくんだな!!」

(なんだ、一体何が・・・?)

何が起きたかわからない美月夜の前でさらに信じられないことが起こる。
トク様とその従者は一体何をしたのか、一瞬にしてその姿を消したのだ。

(何にしても助かった・・・のか?そうだ!!)

美月夜は思い出したように近くに開いた大きな穴を見下ろした。

(・・・あれ?)

しかし穴の中にはクロカゲとヴァルアースの姿はなかった。

「こっちだよ。」

突如美月夜の背後から何者かの声が響く。
声に反応した美月夜は背後を振りかえった。

「君は・・・?」

そこには緑色の髪を肩くらいまで伸ばした中性的な青年が立っていた。
そしてその近くにはクロカゲとヴァルアースが寝かされている。

「この二人は僕が助けだした。しかし毒に犯されていて安全とはいえない状況だ。
一刻も早くここを脱出しよう。」

「ちょっと待ってくれ。他にも女の子がいなかったか!?」

「そのことについては後ほど話す!今は黙ってついてきてくれ!!」

謎の青年はそういいながらヴァルアースをおぶり、美月夜を促す。

「・・・わかった!」

美月夜も同様にクロカゲを背負いながら、後に続いた。
二人は部屋を出て、通路の奥へと走る。

「おい、なんだかさっきから揺れてねえか!?」

美月夜は前をいく青年に尋ねた。
確かに周囲を覆うピンク色の隔壁は大きくうねり、余震も続いている。

「トクが去り際に何かしたんだろう!とにかく急ぐんだ!!」

さらに奥へと急ぐ二人の目の前に天上から垂れ下がっている大きな赤い柱。
これはまるで・・・

「おい・・・なんだこりゃ?」

「・・・まあ、お察しの通りのものだよ。」

「これをどうしろと・・・?」

「君の持っている武器で、こいつを叩くんだ。」

「わかった。やってみる。」

美月夜は背中のクロカゲを下ろし、武器を構える。

「はあ!」

そして目の前に垂れ下がる『アレ』を柄で思い切り叩いた。

『グオオオオオン!!』

その直後、大きく周囲が揺れる。

「うわっ!」

そして次の瞬間、美月夜は上空に向かって全身を投げ出された。

 



<あとがきがわりに>

今回はちょっと長くなってしまいました。
途中で一旦切ろうかとも思ったのですが、キリが悪いのでとりあえず書ききりました。

まあ内容的にはあまり自信はありませんが、どうだったでしょうか?

あと、今回の内容とは関係ないのですが、ようc、ぁぃc、さみゅcの3名に個人的にお願い
をしておきましょう。

テンプルが117になって経験0%のままにしてあるので、時間あるときにフェニックスいきましょう(ぁ

それでは本日はこれにて失礼w
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