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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 Revolution

とりあえず第2話です。

今まで紹介しきれていなかった話を交えつつやってみようと思います。
そのためちょびっとネタばれが入ってくるかもしれません。今回は大丈夫ですが。

お読みいただく場合はつづきをどうぞ。




ラテール
ジエンディアサイドストーリー
            ~美月夜~

「第2話、異世界への介入」



暗い夜道、道路にへたりこむ一人の少女。
その少女は目の前にいる何かにおびえているようだ。

「あ、あああ・・・」

それもそのはず、少女の目の前には人の形はしているが人にあらざるもの。
大きな身体に青い体毛、狼の顔を持つその姿はさしずめ「ベアウルフ」である。

その様子を少し離れた場所から見ている少年が絶叫した。

「やめろーー!!」

しかし少年の悲鳴は届かない。
ベアウルフは何の躊躇いもなく、大きく振り上げた右腕を少女に向かってふるった。

ザシュ!!

ベアウルフの爪は少女の体を易々と切り裂き、鮮血が噴出す。

「あ・・やの・・・」

少女が鋭い爪に切り裂かれる様子を見て少年は、呆然とする。

そこへベアウルフはゆっくりと歩みより、少年にも向かって右手を大きく振り上げた。
そしてそのまま少年の下に勢いよく振り下ろした。

しかし少年はそのまま動くことができない。

----------------------------------------------------------------------

「うわぁ!!」

美月夜はベッドから勢いよく身体を起こした。
自分の心臓がドクドクと脈打ち、全身からは汗が噴出している。

(ゆ、夢か・・・)

美月夜は大きく息を吐き出し、右手で額の汗をぬぐった。

(そうだよな、そもそも狼男が夜道で襲ってくるなんてありえないよな。)

美月夜は辺りを見回し、どこか違和感を覚える。

(あれ?なんか部屋の様子が違うような・・・)

見回した部屋の様相はあきらかに美月夜の部屋とは異なっている。

(きっとまだ寝ぼけてるんだ・・・そういえば今何時なんだ?)

現在の時刻を確認しようとして、自身の横に目を向ける。

「ううん・・・」

「・・・へ?」

美月夜は驚きに目を丸くする。
隣には彼が見たこともない少女が寝息を立てていたのだ。

「うわぁっ!」

あまりの驚きにベッドから身体を仰け反らせた美月夜は勢いあまってベッドから
転げ落ちた。

ドスン!!

「い、いってぇ・・・」

バタン!

「何?どうしたの!?」

その音を聞きつけて黒髪の女の子が部屋に勢いよく入ってくる。

「綾乃・・・?」

「・・・ルナ君、何やってるの?」

部屋に入ってくるなり綾乃と呼ばれた少女は美月夜に尋ねる。
綾乃はそのまま美月夜にむけて、視線を投げかける。

「ちょ、ちょっと待て、俺にも何がなんだか・・・」

「むにゃむにゃ・・・どうしたんですかぁ?」

ベッドで寝息を立てていた謎の少女が目をこすりながら身体を起こした。

「君は一体?何が一体どうなってるんだ?」

美月夜は全く状況が理解できず混乱する。

「あらぁ、目が覚めたんですね。よかったです。」

「目が覚める?俺が?」

さっぱりワケがわからない。一体何が起こっているんだ?この子は一体誰なんだ?
どうして綾乃が俺の寝室にいるんだ?

美月夜の頭の中で答えの出ぬ問いがグルグルと渦を巻いて周り始める。
するとその様子を見た綾乃が軽くため息をついた。

「小唄さん、ルナ君の傷を治していただいたことには感謝します。
でも布団に入り込むのはどうかと思いますよ・・・」

「えへへ、ごめんなさい。あまりにも気持ちよさそうに眠っていたもので、私も
眠くなってしまって・・・」

小唄と呼ばれた少女は舌を出しててへへと笑う。
眼前で行われている会話のやりとりに美月夜は一人ついていけない。

「ちょっと待て、一体どういうことなのか説明を・・・」


-------------------------------------------------------------------------

「おいおい、冗談だろ・・・」

綾乃から告げられた言葉に美月夜は我が耳を疑う。

「私だって信じられないわ・・・」

「小唄さん、だったか?君の口からもう一度教えてくれないか?ここがどこなのか。」

「ここはジエンディアの首都、『エリアス』です。あなたたちは枯れ木の森で倒れて
いたですよ。」

(ジエンディア?エリアス?どこの国の名前だそりゃ・・・)

美月夜は信じられないといった表情で小唄の話を聞いていた。

「どうやらあなた達は別世界からきちゃったみたいですねぇ。でもジエンディアに
別世界の人が迷いこむのは久しぶりなのです。」

「別世界・・・だって?」

「はい、3年前くらいかなぁ。イリスという子が行方をくらませたちょうどその頃、各地に
どこからやってきたのか。異世界の冒険者達がいっぱいやってきたです。」

「でもその後、どうやら事件は解決して旅人達は各地のワープポータルから自分達の
居場所に戻っていった・・・はずですけど。」

「ちょっと待ってくれ。話の内容はサッパリわからないが、そのワープポータルとやらで
俺達も元の世界に戻れるのか!?」

美月夜は小唄に詰め寄る。

「ううう、それが・・・」

しかし小唄は言葉を濁す。

「確かにポータルから冒険者達はおうちに帰ったのですけど、最近ポータルが
消えちゃったんですぅ。」

「・・・は?」

「それってつまり、私達は元の世界に帰れないってこと・・・?」

綾乃が口を挟む。

「うう、そういうことに・・・なっちゃいますかね・・・」

ガタン!

美月夜は机に両手を勢いよく打ちつけた。

「じょ、冗談じゃないぜ!こんなワケがわからないところにいきなりやってきて、
帰れないってのかよ!?」

「小唄さん、本当に元に戻る方法はないんですか?」

「私もよく知らないのですけど、以前この世界にやってきたのも、帰る道が現れたのも
イリスって少女が原因だったらしいですぅ・・・。」

小唄はしどろもどろに答える。

「イリス?さっきも言ってたが誰なんだその子は?」

「過去に仲間と共に魔王を倒したと言われてる人ですぅ。でもその後どうなったかは
よく知らないです・・・」

「つまりその子が元の世界に戻る方法を知っているのか?」

「わかりません。でも何かしら関係はあると思うです・・・」

「イリスって子を探すしかないのか。誰かイリスについて知っている人はいないのかい?」

「シャオさんなら何か知ってるかもです。」

「その人はどこにいるんだ?」

「シャオさんなら龍京にいますです。」

「それはどこに?」

「ここからまっすぐ東に行ったところです。」

「わかったありがとう。綾乃、行こう!」

「え・・・ルナ君もう身体は大丈夫なの?」

「ああ、俺はなんともない。それに一刻の早く元の世界に戻る方法を探さないと。」

「う、うん。小唄さんどうもありがとうございました。」

「どういたしまして~」

綾乃は小唄に礼を言って、美月夜と共に部屋を出た。

------------------------------------------------------------------------

美月夜と綾乃はエリアスの街を出て東へと向かった。

「全く、本当に別世界にきちまったのかよ・・・」

美月夜は周囲を見てうめく。
明らかに彼らが通っていた街の様相とは異なっている。

「ルナ君、ごめんね、こんなことになっちゃって・・・」

「ん、どうして綾乃が謝るんだ?」

「私の買い物に付き合ってもらった帰りでしょ?しかも私が腰抜かしちゃった
ルナ君がそれを助けるために・・・」

「そんなことか。気にするなよ。別に綾乃のせいじゃないからさ。」

「でも・・・」

綾乃は申し訳なさそうに目を伏せる。

「そんなことより、今は元の世界に戻る方法を探すことが優先だよ。」

「うん、そうだよね。」

二人は草原を東に向かって歩いていく。

「・・・ありがとう。」

綾乃はぽつりとつぶやいた。

「ん、何かいったか?」

「ううん、何も。」

ゴゴゴ・・・

わずかに何かが震えるような音がする。

「綾乃、今何か音がしなかった?」

「ううん、私には何も聞こえなかったよ。」

「おっかしいな、確かに今・・・」

しかしその直後、地面が大きく揺れ始める。

「地震か!?」

「きゃあ!」

綾乃は地面に尻餅をつき、頭を抱えて蹲った。
対して美月夜は方膝をついて振動に耐える。

「くっ・・・!」

その振動の後、何かが割れるような音が響き、二人のいる地面一体にひび割れができる。
そしてその直後、地面から大きな何かが飛び出し、その大きな口をあけた。

「なんだこいつは!?」

美月夜は咄嗟にその場から飛び退いたが、地面から突如飛び出した大きな生き物は
綾乃に向かって飛び掛る。

「きゃあああ!!」

綾乃は絶叫した。自身の間の前に迫ってくる大きな口。

「綾乃!!」

美月夜は綾乃に向かって右手を伸ばしたが、届かず、突如現れた怪物は
なんとそのまま綾乃を飲み込み、地面に潜って消えてしまった。

「そんな・・・嘘だろ・・・」

美月夜はその場にがっくりと膝をついた。


-------------------------------------------------------------------------


野原を進む二人の冒険者のうちの一人が前方を見てふと足を止める。

「おや、あれは・・・」

「どうしたの?」

「いや、さっき大きな怪物が見えたような・・・気のせいかな?」

「ひょっとして地中に棲んでるっていうベヒーモスかな?ときどき地中から顔を出して
なんでも飲み込むっていう。」

「何かあったのかもしれない。ちょっと様子を見に行ってみようか。」

「うん。」

そのまま二人は野原の中央部に向かって駆け出した。

 

 


 





<あとがきがわりに>

はい、第2話はこんな感じです。

とりあえず強引な前フリですがご了承ください。
ようするにあのお方を出したいだけです(ぁ

この話自体はもう書きあがってたんですが、登場させるキャラが固まっておりませんで;;
そのネタのためにわざわざ無意味な狩りに付き合っていただいたりもしました。

当事者様は次回以降に期待しててください(笑

それでは本日はこのへんで失礼w


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