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ラテール創作小説 新章

正直なところ、前回のお話で書ききったつもりで、短編的なノリで書き出した
このお話がこんなに長くなるとは思ってませんでした(笑

ラテールとは全く関係なかったストーリー展開を見せた、このお話も今回で最後です。

お読みいただく場合はつづきをどうぞ。

ラテール
ジエンディアサイドストーリー
            ~BSB~

「最終話、未来、それは希望への道標」


[キメラ研究所]

ダァン!!

ほぼ同時に周囲に反響する2発の銃声。
その場には二人の青年が対峙しており、その一方が右手を抑え、蹲った。

「ぐ・・・あ・・・!」

「指は折れたかもしれないがな。命を落とすよりはましだと思うことだな。」

白髪の青年、BSBは額に汗を浮かべた状態で唇の端を吊り上げる。
そしてもう一方の男、「ブラッドレイン」の元へ歩みよる。

「お前、わざと俺の銃身に弾を・・・。何故だ!?」

「別に情けってわけじゃないさ。・・・ティーエに頼まれたんでな」

「何を馬鹿な!!そんなことが・・・」

「死の淵に立った俺の元にティーエの意識が語りかけてきた。
俺はそのおかげで以前の記憶を取り戻し、そこであいつに頼まれたのさ。」

BSBは右手の銃を懐に収めた。

「この2年間一番苦しんできたのはあんただ。できれば俺にあんたを助けてやってほしいとな。
それとあんたのことは恨んではいないとさ。」

「ティーエ・・・」

「信じる信じないはフレッド、あんたの自由だ。・・・色々すまなかったな。」

「は・・・はははは!!」

ブラッドレインは急に大声を出して笑い始めた。

「ティーエを撃ったのは確かに俺だ。俺はこの2年間ひたすらそのことに目を背け続け、
挙句にはティーエの死をお前のせいにして、お前に復讐することを糧に生きてきた。
そのお前に助けられるとはな・・・。」

「実は理由はもう一つある。俺は人の思い通りになるのが嫌いでね。」

BSBはそういいながら肩をすくめた。

「・・・どういうことだ?」

「今の俺にはあんたの考えてることがわかるのさ。フレッド、あんたは俺に復讐する
フリをしているが本当の目的は別のところにある。そうだろ?」

「・・・」

「マリーを何故すぐ殺さずわざわざ攫ったりする?何故俺に過去の記憶を取り戻させる
ようなマネをしたんだ?」

ブラッドレインはその問いに答えないがBSBは構わず続ける。

「あんたの本心はこうだ。あんたは罪の意識から目を背けたりしていない。
自分がどうしても許せないという罪の意識の中で、記憶を取り戻した俺の手で
殺されることを望んでいたんだろう?

「・・・お前を殺そうとしたのは本当だ。しかし・・・」

ブラッドレイン・・・アルフレッドは天を仰ぐ。

「お前を撃った後・・・復讐を遂げた後、俺の心に残ったのはいいようもない空しさだけだった。
かつてのお前がそうだったように、俺にもティーエの存在が全てだったんだ・・・。」

「あんたが本当に後悔しているならティーエの分まで生きてやることだ。
それがあんたにできる唯一の罪滅ぼし、さ。」

「・・・」

アルフレッドは無言のまま立ち上がり、部屋の奥へ向かってヨロヨロと歩いていく。

ガコン!

そして壁のスイッチを押しあげたかと思うと、別の部屋へと続く扉が開いていく。

「完全に俺の負けだ。あとはお前の好きにしろ・・・」

「フレッド、これからどうするんだ?」

「俺の罪は消して消えることはないが・・・、お前の言う通り、死へ逃げるのではなく、
生きることで償うさ・・・」

「ああ、それがいいと思うぜ。」

アルフレッドはそのまま出口へ向かって歩き、一度立ち止まる。

「・・・ありがとうシオン。そして、ティーエにもよろしく伝えてやってくれ。」

そしてそういい残し、立ち去っていった。

(ティーエ、これでよかったんだよな。あとはあいつ次第さ・・・)

BSBはそのまま腰を下ろし、壁に背を預けた。

(さすがに疲れた・・・ぜ。)

「BSB!!」

奥の通路から少女が走りながらこちらへ向かってくる。

「ああ、マリー。無事だったか・・・」

「本当に助けに来てくれるなんて・・・」

「ばーか、俺は女の呼び声があればどこへだって飛んでいくぜ。」

「ばか・・・!」

マリーミアはBSBに抱きついた。
しかしBSBはそのまま力なくうなだれる。

「・・・BSB?」

マリーミアが見るとBSBの胸が真っ赤に染まっており、額にはびっしょりと脂汗を浮かべている。

「あなたこの傷・・・!早く戻って手当てしなきゃ!!」

マリーミアはその場から立ち上がろうとしたが、BSBはマリーミアの手をとり、首を小さく横に振る。

「・・・いいんだ。自分のことだ、よくわかる。この傷は致命傷だ・・・手当てしても助からない。」

「そんな!!」

「マリー、聞いてくれ。俺は全てを思い出したんだ。さっきの奴の言ったとおりさ。
俺の手は血に塗れている。」

「ティーエと会う前に何人もの罪もない人々を殺し続けてきた。
そしてティーエを守るためとはいえ、あいつとのたった一つの約束も俺は破ったんだ・・・。」

「ううん!確かに忘れてしまってたかもしれないけれど、それでもあなたは無意識にあなたに
関わる人を命をかけて守ろうとしてきた!私のことだって・・・!!」

マリーミアは大粒の涙をぼろぼろとこぼす。

「買いかぶりすぎだ。俺はそんな善人じゃない・・・。」

BSBは薄く笑いを浮かべた後、半眼になり、そのまま横に倒れる。
マリーミアが慌てて抱きかかえた。

「いやよ、死なないで!あなたがいなくなったら私は・・・!!」

「・・・大丈夫だ。俺にはもう何もないが、お前には家族が、姉さんが・・・いるんだろう・・・」

「お姉ちゃん・・・?」

「お前の居場所はここじゃないはずだ。お前の本来いるべき場所に帰れ。そして幸せになれ・・・」

「だめよ!あなたも一緒に帰るの!あなただってお姉ちゃんに会いたいって言ってたじゃない!!」

マリーミアは涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらBSBを必死に呼びかける。
BSBはその様子を見て一瞬、フッと笑みを浮かべた。

(そうか、ティーエ。あのときのお前の気持ちが・・・ようやくわかったよ。)

BSBは倒れたままマリーミアの顔に手をやり、涙をぬぐった。

「大丈夫、きっと会えるさ。・・・そして悲しむ必要など何もない。
俺のことなど忘れてしまえばいい・・・。」

「忘れられるわけなんてないわ!だって私は・・・あなたのことを・・・!!」

そのときマリーミアの顔に当てられていたBSBの右手がぼんやりと光る。

(ティーエ・・・今一度だけ俺に力を貸してくれ・・・!)

「・・・BSB?」

「マリー。お前と会えて楽しかったぜ。・・・あばよ。」

パァン!!

BSBの右手から光が弾け、それと同時にマリーミアの頭も後ろに弾かれる。
マリーミアはそのまま後方へ倒れ、意識を失った。

「・・・ふぅ。」

BSBはそのまま仰向けになり目を閉じる。

(ティーエ、これでよかったのか・・・?)

意識が遠のいていく中、彼に向かって近づいてくる少女の姿があった。
その少女は悲しみの表情を浮かべていたが、その後、かすかに微笑んだ。


----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

<エピローグ>

[エリアス]

エリアスで開催されていた、武闘大会は当初大変な盛り上がりを見せていたが、
勝利選手がこぞって出場を辞退したことや、選手が会場から姿を消すハプニングの結果、
中止されることとなった。

ラジャータ王は日を改めて再度開催すると宣言し、その大会の幕を閉じた。

「今回は残念でしたが次回こそきっと優勝してみせます。あの人にもどうぞよろしくお伝えください。」

「ええ、確かに伝えておくわ。」

「それでは僕はこれで。」

深艶はデスマーチに丁寧に挨拶し、その場から去っていった。

「それであいつらは戻ってこないのか?」

「そうそう、マリー姉ちゃん達はどこに行っちゃったの?」

その場にいたクロスとフェイトがデスマーチに問いかける。

「大丈夫。彼らはきっと帰ってくるわ。だって約束したもの・・・」

デスマーチは空を見上げた。
頭上には青空が広がっており、雲ひとつない。

(BSB・・・)

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

[龍京]

ボゥッ!

青年の周りを炎が取り囲み、黒装束の男の下に集う。

「やっぱり暗殺者ギルドは完全にはなくなってはいなかったんだね。
今君達を動かしているのは誰なんだい?」

「・・・」

青年の問いに黒装束の男は答えない。

「やっぱりだんまりかいな。もう一発くらい殴っとこか?」

青年の傍らにいた少女、なるかなは拳を突き出し、はぁーっと息をかける。

「いや、その必要はないよ。」

蒼髪の炎術士、ケラーマンは暗殺者に向き直る。

「・・・いいかい?例え君が何も言わなくても僕達は必ず元凶を探しだす。
そう、必ずね。だから君が言おうが言うまいが関係ないことなんだよ。」

青年の言葉とは裏腹に暗殺者の下に炎が集い、形をなしていく。

「だけど何も言ってくれないなら仕方ない。ちょっと熱い思いをしてもらうことなるね。」

暗殺者はごくりと息を呑んだ。

「あーあ、普通に殴られたほうが何倍もましやったんと違うか。ケラさはやることがえぐいで」

なるかなはそう言いながらも特に止めたりはせず、なりゆきに任せることにした。

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------


[アトランティス]
[深淵の遺跡]

「やれやれ、本当にここに何か手がかりがあるのか?」

赤髪の青年は足を進めながらぼやく。
その後ろから青い髪の少女がなだめた。

「それはまだわからない。でも今はここを調査するしかない。」

「はいはい、わかってるよ。ん・・・あれは?」

青年は前方の何かに気づいたように指さした。
その視線の先にはその場に倒れ込む、少女の姿がある。

二人は少女の元へ駆け寄った。

「特に外傷は見当たらないし、大丈夫だと思う。しかし・・・」

「しかし・・・なんだ?」

「何か精神的なダメージを負っていると思われる。しかし何に起因しているかは不明。」

「ま、このままほっておくのもなんだしな。一旦街に連れ戻ってからまたこようか。」

「了解した。」

------------------------------------------------------------------------------------------------------------


<そして1年後・・・>

[エリアス]

(本当にここにお姉ちゃんが・・・?)

マリーミアは胸を高鳴らせながらおずおずと歩を進めていく。
そして酒場へと足を踏み入れた時、部屋の奥には少女のよく知っている姉の姿があった。

「お姉ちゃん・・・?」

マリーミアの声に反応した女性はこちらへ顔を向け、マリーミアの顔を凝視する。

「・・・マリー!!」

「お姉ちゃん!!」

二人は互いに走りより、力強く抱き合った。

「心配したのよ。本当に・・・」

「うん、ごめんなさい・・・」

二人はしばらくそうしていたが、やがて身体を離す。

「それにしても今までどこにいたの?私達は散々探し回ったのよ。」

「ううん、私にもよくわからないの。ただ、夢の中で男の人が教えてくれた。
『エリアスに行け』って」

「夢?」

「うん、きっと私の知らない誰か。でもなんだか懐かしい匂いがしたような気がするの」

「ううん、よくわからないけれど・・・。まあいいわ、帰りましょう!私達の世界へ!!」

「うんっ!!」

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

酒場の様子を遠くから見守る二人の姿があった。
そのうちの一人が小さく笑みを浮かべたかと思うと、背を向けて歩きだす。

「あら、会っていかなくていいの?」

「その必要はねえさ。とりあえず、事の成り行きが確認できただけで充分だしな。」

「素直じゃないわね。彼女の意識を目覚めさせ、こっそりエリアスに行くように促したり・・・
全くご苦労なことね。」

「なんのことだい?」

「まあ何にしても元気そうで安心したわ。彼女も、・・・あなたもね。」

「約束したろ?必ず無事に戻るってさ。」

その人物はチッチッチと舌を鳴らした。

「・・・まあ縁があればまた会えることもあるさ。生きてさえいれば、な。」

「・・・そうね。」

白髪の青年は両手を頭の後ろに組んだまま、歩いていく。
連れの女性もそれに続いた。

「さーて、それじゃ新しい仕事でも探しにいくとするか!」

「あ、待ってよ!」

青年は突如その場から走り出し、女性は慌ててそれを追いかけた。
空には青空が広がっており、どこまでも続いている。

人の歩んでいく道とは決して一つではない。
進む道を決めるのもまた人自身の意思によるのだから・・・。

 

 

 


 



<あとがき代わりに>


いやー、終わった終わった!!

gdgdでかつ行き当たりばったりで続けてきたこのお話もなんとかまとまってほっとしています。
今回のお話は前回時に全く何も考えていないラストだったため、それにあわせることとなり、
結果、出演できるキャラクターに制限が加わってしまい、正直困り果てました。

まあ、それでも散々新キャラだしまくりましたけどね。それが俺のクオリティ(ぁ

次回とかは特に何も考えたりはしてませんが、また何かネタみつけて企画しようかなとか思ってます。

ひょっとしたら読者に急な依頼を投げかけるかもねっ!(ぁ

それでは今回の出演者のご紹介をしておきましょう。

自キャラ

BSB
マリーミア


月の光ギルドメンバー

深艶 さん
クロス さん
デスマーチ さん
フェイト さん
ブニブニ さん
ケイラ さん
なるかな さん

Cielo+azul ギルドメンバー

ケラーマン さん


オリジナルキャラクター

シオン(BSB)
アルフレッド(ブラッドレイン)
ティーエ


あと、出すかもしれないといいつつ、結局出せなかった方々、申し訳なかった!
活躍させるだけならいざしらず、敵だったり、死亡したりとなると、さすがに躊躇ったのですよ;;

まあ次回また何かするときは出演制限はなくなりそうなので、やりたい放題やれそうですがね

最後に最後までお読みいただいた方々ありがとうございました!!






 

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