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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 ~コラボ編~

※これは使咲よう、HA_RU、マホすての3人による自由創作系のコラボレーションノベルです。

全てのピースを揃える場合はリンク先より各ブログへ飛び、カテゴリ「D.O.G」をそれぞれ
お読みください。

↓使咲よう 第1話へのリンク
http://asudora.blog70.fc2.com/blog-entry-458.html#more

↓マホすて 第1話へのリンク
http://samyuel.blog119.fc2.com/blog-entry-133.html

メイリーナ編 piece1 「白き少女」



*キャラクターFile*


Name:メイリーナ
Age:18
Job:モンク

デル族の生き残り。ベロス山奥で生まれ育ち、その存在を世間から隠されていた。
ある人物とのひょんな出会いがきっかけで各地を旅することに。

旅の果てに一度は己が命を散らすも自身の力とイリスの力により転生。
他者の命を奪うことを極端に嫌うメイリーナはこの一件以降、剣を扱うことをやめる。

その後、旅先で知り合った仲間達と共に行動するようになってから3年、メイリーナは
18歳となっていた。

自身の力をコントロールできるようになった彼女は力を具現化し身に纏うことで身体能力を
飛躍的に向上させたり、様々な形で力を放出することもできる。

願い「誰もが幸せに生きられる世界」
尊敬する人物「ハル」

 


「はぁ、はぁ・・・」

ベロス山中。
運悪く山道の途中にて山賊に遭遇してしまった少年は必死に走る。

「だ、だれか、たすけ・・・あっ!」

しかし少年の行き着いた先は行き止まりだった。

「へっへっへ、もう逃げ回るのは終わりかい?」

「大人しく金目の物を差し出しゃ、痛い目見なくてすんだのによ!」

「お金なんて・・・持っていません・・・」

「そうかい、そりゃ残念だったな。そんなら痛い目にあってもらうしかねえか!」

山賊の一人が持っている武器を大きく振り上げた。

「っ!!」

少年はぎゅっと目を瞑った。

ガンッ!!

その直後、少年の前から何か鈍い音が聞こえた。

恐る恐る目を開けた少年の目の前には白い髪を肩まで伸ばした少女が山賊との間に
割り込み、振り下ろされた鈍器を勢いよく蹴り上げていた。

「はぁぁ!!」

少女は山賊の腹を肘で突き上げながら、懐に飛び込み、手の平をそっと山賊に押し当てた。
すると鈍い音と共に山賊は勢いよく横方向に吹き飛んでいく。

「て、てめえ!一体何しやがった!?」

もう一人の山賊が後ずさりながら武器を構えなおす。

「大の大人がこんな少年を二人がかりで追い回して・・・恥ずかしくないのですか?」

「う、うるせえ!てめえも痛い目にあいてえのか!!」

もう一人の山賊は手にもった短刀をきらめかせ、少女に襲いかかる。

「危ない!」

その様子を見た少年は悲痛な声をあげた。
しかし少女は手の平を少しだけ前に出すと、手の表面に黒い空間を作り出す。

「はぁ!」

そしてそのままその手を勢いよく地面にたたきつけると、大地から気流が迸り、
その衝撃で襲いかかってきた山賊が大きく吹き飛ばされ、そのまま地面に叩きつけられた。

「大丈夫?怪我はありませんか?」

そしてその人物は少年に向かって微笑みながら白い手を差し伸べた。
少年は恐る恐るその手をとる。

「助けてくれてどうもありがとう!」

「どういたしまして、気をつけてくださいね。」

少年は助けてくれた少女に礼を言い、その場を去っていった。

(世界は平和になっても、悪いことを考える人間は後を絶たないのね・・・)

「おーい、メイさん!」

離れたところから手を振りながら、一人の青年が駆け寄ってくる。

「ジョッシュさん。」

ジョッシュと呼ばれた青年は息を弾ませる。

「全くメイさんは足速すぎるよ。悲鳴が聞こえるとつぶやいたかと思うといきなり
駆け出していっちゃうんだもの。」

「すみません。急がなきゃと思って・・・」

「まあいいよ。もうすぐ日も暮れるし、戻って休もう。」

「はい。」

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

[エリアス]
[宿屋]

メイリーナはベッドに横になりながら窓の外を眺めていた。
メイリーナが旅から戻ったあの日から、モンスターはほとんどその姿を消し平和な日々が
訪れたかに見えた。

しかししばらくすると、あちこちに盗賊や山賊が出没するようになり、街の人々は
不安な日々を送ることになった。

(どうして人は人を傷つけてしまうのだろう。私はただ静かに暮らしたいだけなのに・・・)

窓から見える空には三日月が浮かんでおり、虫の泣く音だけが聞こえる。

(やっぱり人は罪深い存在なの?姉さん・・・)

メイリーナはそのまま目を閉じた。
やがてメイリーナの意識は遠のいていく。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------


突然サイレンの音がその場に鳴り響き、驚いたメイリーナは身体を起こす。

「いきなり何?」

すると辺りから謎の声が響き渡る。

「ようこそ、強き者たちよ。私の名はクロノス。神の一員である・・・」

(神の声・・・?ここは・・・)

メイリーナは辺りを見回した。
そこは宿屋の室内ではなく、どこかの古ぼけた神殿のようだ。

謎のクロノスという男の演説を聞いたメイリーナはポケットに違和感を覚え、
右手で探ってみた。

「これは・・・カード?」

いつのまにかメイリーナのポケットに入れられていたカードには、鍵のような
マークが描かれている。

(このカードが何なのか、声の主も意図もわからないけれど、本当に願いが叶うのなら・・・)

メイリーナは決意に満ちた表情で前方に目をやった。

「私自身が望むことなんてないけれど・・・叶うなら誰もが平和に暮らせる世界が欲しい」

そしてそのままメイリーナは足を前へと踏み出した。

 

 


 



<あとがきがわりに>

遅ればせながら第一話書いてみました。

とりあえず最初はこんなものでしょうか?


あとは色々ネタを考えつつ、周りの状況を見ながら話進めていこうと思っています。
皆頑張ろう!(ぁ

PS.なんか最近変な投稿が増えたので、画像掲示板へのリンクは切っておきます。
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