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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 第2部 です。


帰ってきたらコメントが3件もあったんで、期待に答えて俺は続きをかくよ・・・(ぁ

今回の内容はハルVSアルファド、戦闘開始です。
ネタバレはありませんので、ご安心ください。

お読みいただく場合はつづきをどうぞ。

ラテール
ジエンディア サイドストーリー
         ~メイリーナ~

『第3話、剣と盾と ~前編~』






[深淵の遺跡 奥地]

遺跡の奥にて二人の剣士が死闘を繰り広げていた。

赤髪の剣士は左右の手に持った二本の刀にて相手を激しく攻めたてる。
その刀は各々がまるで生きているかのように奇妙な軌跡を描く。

それに対して青髪の剣士は襲いくる刀筋を手元の剣、または盾で防ぐか
あるいは受け流す。

攻撃力に秀でた赤い剣士と防御力に秀でた青い剣士の実力は全くの互角だった。

(さすがアルファドだ、攻める隙が全くない。ここはしばらく耐え凌ぐしかないか・・)

「うおおおぉぉ!!」

アルファドは2刀の柄を両手で併せ持ち、ハルに向かって力いっぱい振り下ろした。
ハルはそれをまともに受け止めず、剣を斜めに向けて、勢いを受け流す。

「フッ!」

すかさず右手の剣で切り上げたが、アルファドは素早く体を捻って剣をかわす。

二人は一旦間合いを離し、大きく吐息を吐き出した。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------


[深淵の遺跡 通路]


(胸騒ぎがどんどん大きくなる。急がないと・・・)

遺跡の中を駆け抜けるメイリーナの前に岩のモンスター、コラーラが道を塞ぐ。

『グオオォォォォ!!』

コラーラは地面を蹴り、少女に向かってタックルをけしかける。

「今は他のことにかまっている暇はないのよ!!」

メイリーナが言葉を発した直後、少女の体が光に包まれる。
それと同時に爆発的に加速した少女はコラーラの脇を勢いよく駆け抜けた。

駆け抜け様、左足を切り落とされたコラーラはタックルの勢いを保有したまま、
勢いよく壁にぶつかった。

(ハルさん・・・!)

メイリーナはそのまま奥に向かって飛翔した。


-------------------------------------------------------------------------------------------------

[深淵の遺跡 奥地]


(ここらで一つ、勝負に出るか・・・)

ハルは盾をしまい、剣を鞘にしまう。
体を斜にしながら、腰を落とし、気合を入れる。

「俺の邪魔をする奴は・・・誰であろうと殺す!!」

アルファドはハルの構えも意に介さず、再度距離を詰める。

シュンッ!

ハルは鞘から勢いよく剣を引き抜き、そのまま斜め下から切り払う。
剣先から発せられる音速の衝撃波がアルファドを襲った。

しかしアルファドはその軌跡を読んでいたかのごとく、わずかに体を逸らせてかわす。
そこへハルは振り上げた剣を両手で持ち直し、アルファドに叩きつけた。

ガキィン!!

対してアルファドは2刀を十字に構えうけとめた。

すかさずハルは左膝をアルファドに向けて跳ね上げる。
それに対しアルファドは刀を持ったまま左腕の肘を落とす。

ガツ!!

両者の膝と肘が衝突した衝撃で、わずかに距離が開く。

『うおおぉぉぉぉ!!』

間髪いれず、二人は己の武器を激しく振るう。

一本の剣と二本の刀が幾度となくぶつかり、辺りに轟音が響きわたる。
その度重なる衝撃で二人の周りには砂煙が立ち込めた。

ちょうどつばぜりあいの形になったところで、二人は同時にバックステップし、
再度距離を取る。

(こいつはマジでキリがないな、さて、どうするか・・・)

アルファドはその場に立ち尽くしたまま冷たい瞳でハルを射抜いた。
すると周りに居様な気配が立ち込める。

「遊びは終わりだ・・・」

アルファドはそうつぶやき、両手の刀をだらりと下げ、両目を瞑った。
目を開いた刹那、アルファドの目に光が宿る。

(まずい、あれは・・・!)

アルファドの目に秘められし力、『神威』。

アルファドはその力を発動することで、対峙した相手の1秒先の動きを
見通すことができる。

力を発動したまま、アルファドは再度ハルに接近した。

「くっ・・・!」

ハルは慌てて飛びのく。

「左だ・・・」

ハルがサイドステップすると同時に、アルファドもあわせるように横に飛ぶ。

「ここで剣を振り下ろす・・・」

ハルが体勢を崩しながら、右手の剣を振り下ろす。
アルファドその動きを読み取り、体を横に捻って攻撃をかわすと同時に右手の刀を
振り上げる。

ガキッ!!

そのハルはかろうじて盾で受け止めたが、受けきれず、盾を持ったまま左腕が
頭上に持ち上がる。

「これで終わりだ・・・!!」

ザシュッ!!

右手を持ち上げたまま、アルファドは左手でハルの胴を横からなぎ払う。

「がはっ・・・!」

アルファドの放った一太刀はハルの体を脇から一直線に切り裂いた。

 

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[深淵の遺跡 奥地]


遺跡の奥へとたどり着いた少女の目に衝撃の光景が飛び込む。

赤髪の剣士の放った太刀筋はハルの体を横薙ぎに薙いだ。

ゆっくりとその場に崩れ落ちる青年の姿を見て、メイリーナは声も出ず、
立ち尽くしていた・・・。







第4話へはこちらから
http://harubsb.blog.shinobi.jp/Entry/106/



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ついに始まりました。ハルVSアルファド!!

どちらも近接職で火力VS耐久力!!
ゲーム中のLvの差も実はあまりありません(´・ω・`)

しかしそうなると設定上、反則的な能力を持つアルファド君にかなり有利な
展開になるのはやむをえず。

ハル君の運命やいかにっ!?ってところで、次回に続きます(ぁ

戦闘シーンだし、仕事後だし、短いのは勘弁してね(´-ω-`)

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