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ラテール創作小説 Revolution

 はい、なんだかんだでこのお話も7回目となりました。
ちょっと強引な展開ではありますが、今回で全ての話がつながります。

今までお読みいただいていない方は何が何やらサッパリでしょうが、
ご容赦いただきたい(´-ω-`)

お読みいただく場合はつづきをどうぞ。
 
ラテール
ジエンディアサイドストーリー
            ~美月夜~

「第7話、運命の輪」


[エリアス]
[宿屋内]
 
「おかえりなさい。どうでしたか?」
 
「うん、無事汲んでこれたよ。」
 
美月夜は出迎えたルディスに水筒を手渡した。
ルディスは水筒の栓を外し、クロカゲとヴァルアースの口に聖水を
含ませる。
 
すると次第に荒立てていた二人の息遣いが穏やかなものへと変化していく。
 
「これで大丈夫だと思う。あとは一晩ぐっすり休めば元気になると思うよ。」
 
「そうか、よかった・・・」
 
美月夜はほーっと大きく、安堵の吐息をもらした。
 
「ところでそちらの方は?」
 
ルディスは美月夜の隣にいるBSBを指差し、問いかける。
 
「この人は洞窟で危ないところを助けてくれたんだ。」
 
「そうですか、それはお世話になりましたね。」
 
ルディスは青年の元に近寄り、右手を差し出す。
 
「どうもありがとうございました。」
 
「まあ礼を言われるほどのことじゃないがよ。」
 
BSBは意外にも素直に差し出されたルディスの手を握り返す。
 
「ふーん、お前・・・」
 
そしてBSBはルディスの耳元に顔を近づけ何やらぼそりとつぶやいた。
その言葉を聞いたルディスは突如うろたえはじめる。
 
「な・・・どうしてそれを!?」
 
「まあ俺様の目は欺けないってことだな。何やらワケありってとこか。」
 
(二人して何やってるんだろう?)
 
美月夜はルディスとBSBのやりとりを眺めてみた。
二人は美月夜に聞こえないように何やらぼそぼそとやりとりし始める。
 
そしてどうやら話はついたらしく、ルディスは美月夜の元に戻ってきた。
 
「何をひそひそやってたんだい?」

ルディスは少し慌てたそぶりを見せたが、すぐに真顔に戻った。。
 
「ううん、なんでもないんだよ。それより奥へ・・・」
 
そして美月夜を連れて奥の部屋へと向かった。
 
「綾乃さんの行方に関して、情報が入ったんだ。」
 
「なんだって!どこだ!?」
 
『綾乃』という名前に反応して美月夜はルディスに食ってかかる。
 
「まあ落ち着いて。はっきりと確認されたわけじゃないけど、黒づくめの男が
女の子を抱えて赤龍の巣へ向かう姿が目撃されたらしい。」
 
「赤龍の巣?それは一体・・・」
 
「文字通り、火竜が生息している竜の巣みたいな場所だよ。」
 
「ちょっと待ってくれ、どうしてそんなところに綾乃が連れていかれるんだ?」
 
「うん、僕もうわさに聞いただけなんだけど、赤龍の巣のさらに奥には
さらに道が続いていて、火竜達の王が隠れ住んでいるらしんだ。」
 
「竜の王ってことはそいつも竜なんだろ?なんでそんなことを・・・」
 
「火竜の王、名は『ティアマット』。正体は不明だけど、うわさではアガシュラ
なんじゃないかって話をも聞いた。」
 
「アガシュラ?」
 
聞きなれない単語に美月夜は聞き返す。
 
「そう、少し前にエリアス王宮がティアマットの手先である火竜
達に襲われたことは知っているかい?
その折に火竜達は非常に統制の取れた動きで襲いかかってきたらしいんだ。
恐らくティアマットの指揮によるものじゃないかと僕は見ている。」
 
「竜を指揮・・・だって!?」
 
--------------------------------------------------------------------
 
[エルパ]
[酒場内]
 
エルパの奥にあるこじんまりとした酒場の奥に腰かける二人の人物がいた。
一人は蒼い長髪を靡かせる細身の男性。
 
そしてもう一人はショートカットの髪にメガネをかけている姿が印象的な小柄な女性だった。
 
「まずはお互いの情報を整理しよう。じゃあフリさん、君の話から聞かせてくれるかい?」
 
「そうやな・・・クトガ遺跡の地下におったのは『コア』という女のアガシュラや。
ケラさの探してる奴とは違ったよ。」
 
「そうか・・・」
 
長髪の青年、ケラーマンはグラスに口をつける。
 
「ただ、おもろいことは聞いた。アガシュラは魔王によって生み出され、
デル族を目の敵にしとる、とかな。」
 
「うん?それはおかしいな。だったら魔王がいなくなった今、どうしてアガシュラは
まだ存在してるんだい?トクって奴も確かアガシュラだったはずだけど・・・」
 
「確かにそれはワイも不思議に思った。だからさらに調べてみたらもう一つわかった
ことがあるんよ。」
 
「それは・・・?」
 
「アガシュラにもニ種類おるらしいってことや。」
 
「二種類・・・だって?」
 
「そう、一つは魔王によって生み出されたアガシュラ。これは魔王が消滅すれば
当然作られたアガシュラも消滅する。」
 
「ふむ・・・」
 
「もう一つは、元々人間でありながら、自ら望んでアガシュラになった奴、や。」
 
「自ら望んでだって!?まさか!?」
 
「そう、さっきケラさが言ったトクってのが良い例や。あいつは研究に没頭したいが
ために長い寿命を求めた。だから自ら望んで魔王に組み入り、アガシュラになったんや。」
 
「じゃあまさか・・・あいつもそうだっていうのか!?」
 
ケラーマンの脳裏に一人の男の姿が浮かぶ。
そしてフリアータは続けた。
 
「おそらくそうじゃないかとワイは睨んどる。
・・・ワイが仕入れた情報は以上や。」
 
「そうか、ありがとう。」

そこまで話すとフリアータは一息つき、グラスを手に取った。
 
「次はケラさの番や。何かわかったことはあるか?」
 
「僕はフリさんと別れた後エリアスに潜入し、暗殺者の一人を捕まえることに成功した。
そしてそいつからギルドの情報を得ようとしたんだ。」
 
「ふんふん、それで?」
 
「少々手こずりはしたが、両手、両足を焼いて動けなくしてやったら面白いことを吐いたよ。」
 
「あちゃー、それは悲惨やな・・・」

フリアータは右手を額にあて、まるで自分も痛いかのように顔をしかめた。
 
「彼らの組織は以前に一人の男によって長が倒され、一度はバラバラになったそうだが
その後、圧倒的な力で暗殺者ギルドを再度まとめあげた男がいたらしい。」
 
「ふんふん、それで?」
 
「正体はそいつも知らないそうだが・・・、一ついいことを教えてくれたよ。」
 
ケラーマンはそこまで言って、全身を奮わせながら、再度口を開いた。
 
「そいつは・・・黒い炎を操ったらしい。」
 
「な、なんやて!?それじゃ・・・」
 
フリアータは驚いて立ち上がり、机を両手で強く叩く。
 
「ああ、ついに見つけたよ・・・。」
 
ケラーマンは全身を奮わせながらも不敵に笑みを浮かべる。
 
「・・・で、そいつの居場所はわかったんか?」
 
「居場所は知らなかったようだけど、それだけわかれば充分だよ。
フリさんは火竜の王の話は知っているかい?」
 
「火竜の王っていうとティアマットか?・・・まさか!?」
 
「そう、彼の字も『黒炎の竜王』。ここまで言えばもうわかるね?」
 
「全てが一つにつながる・・・そういうことか・・・」
 
二人はしばしの沈黙の後、手元のグラスを同時に煽った。
 
-------------------------------------------------------------------------
 
[エリアス]
[宿屋内]
 
「よう、デスマーチじゃねえか。」
 
BSBは宿屋に入ってきた女性に向かって気さくに声かける。
 
「あなたがあまりにも遅いから様子を見に来たのよ。
そしたらやっぱりこんなところで油売ってたのね・・・。」
 
デスマーチと呼ばれた女性は深くため息をついた。
 
「まあそう言うなって、それにはちゃんとワケがあるんだ。
仕事も完了したし、人助けだってしたんだぜ?」
 
「本当かしら、どうせサボって女の子でもナンパしてたんじゃないの?」
 
デスマーチは疑いの眼差しをBSBに向ける。
 
「ほ、本当だって。証人だっているんだぜ、ついてこいよ。」
 
BSBは宿屋の奥へとデスマーチを連れて向かった。
 
-------------------------------------------------------------------------
 
「ちょっと待ってくれよ。竜が竜に命令するっていうのか?」
 
「いや、アガシュラは普段は人間の姿をしている。まるっきり竜ってわけじゃない。」
 
「それこそ変だ!人に竜が操れるなんて・・・!!」
 
「ティアマットは黒い炎を操ることから『黒炎の竜王』と呼ばれている。
過去には暗殺者ギルドをその力で脅し、己がままに操ったとか・・・」
 
ガタン
 
ちょうどその場にやってきたBSBとデスマーチはルディスの言葉に
全身を凍りつかせる。
 
「おい・・・今の話はどういうことだ。暗殺者ギルドを脅してだと!?
それはいつの話だ!!」
 
「それより、黒い炎を操るアガシュラ・・・って!!」
 
BSBとデスマーチは同時にルディスに向かって食ってかかる。
 
「ちょ、ちょっと。一体なんだっていうんですか。く、苦しい・・・」
 
二人に首を絞められる形となったルディスは息も絶え絶えに美月夜に
向かって手を伸ばし、助けを求める。
 
その姿を見た美月夜は慌てて二人の間に仲裁に入った。
 
「とりあえず二人とも落ち着いて・・・!!」
 
 
-----------------------------------------------------------------------
 
部屋に押し入ってきたBSBとデスマーチは食い入るようにルディスの言葉に
耳を傾けた。
 
美月夜には全くわからない話ばかりだったが、話を聞き終えた二人の様子が
目に見えて変化していくのだけは理解できた。
 
「そうか、ようやくわかったぜ。だから長は・・・」
 
BSBは目を血走らせながらブツブツと何かをつぶやいている。
 
「ついに・・・ついに見つけたわ。あの男を!!」

それは隣のデスマーチも同様のようで何かささやきながら、体を震わせていた。
そして部屋内は異様な雰囲気に包まれる。
 
(なあ、一体どうしたっていうんだ?)
 
(それは僕が聞きたいよ。ただのうわさ話を口にしただけなのにさ・・・)
 
二人はボソボソと話ながら、チラリとBSBとデスマーチの方へ目を向けた。

そこには異様な殺気に包まれた二人の姿があり、その背には何やら禍々しいオーラの
ようなものが見えた気がした。

いたたまれなくなった二人は互いに顔を見合わせた後、同時にため息をついた。

 
 



<あとがきがわりに>

さて、今まで半年にわたって続けてきた妄想小説ですが、そろそろ締めのときを
迎えようとしています。

全部を別話にすりゃそれで済む話だったのでしょうが、くどいと言われつつも、話に
関連を持たせたい!!

こんな無駄なこだわりのために色々苦労も重ねてきましたが、さあて、年内に完結すること
はできるのだろうか!?(ぁ

それでは本日はこのへんで失礼しますw

 


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