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2007/6/17開始 2007/8/10改装&リネーム                                                                    ©2006 Actozsoft, All right reserved. ©2006 Gamepot Inc, All right reserved.
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ラテール創作小説 新章

特に新しいネタが思いつかなかったので、性懲りもなく始めてみました。

実は前回と違って話しの内容まだ何にも考えてません(ぁ
とりあえずいつものごとく勢いオンリーで1話目アップです。

前回のシリアスストーリーと違い、ひょっとするとお笑い路線になるかもしれません。
まあ自己満足で、ボチボチ更新していこうと思ってます。

読んでいただく場合は続きをどうぞ(´・ω・`)

ラテール
ジエンディア サイドストーリー
                   ~BSB~

『第1話、彼の名は「BSB」』


[レプリゼ雪原]
 

(ふー、寒い寒い、さっさと用事を済ませて戻りたいもんだぜ。)

肩まで長く伸ばした白い髪が吹雪に吹かれて舞う。
その青年は雪の降りしきる雪原を歩みゆく。

その目の前を白装束に身を包んだ女性達が取り囲んだ。

「この寒い中デートのお誘い・・・ってわけじゃなさそうだな。」

青年を取り囲んだ女性達は突如口から吹雪を吐き出した。
雪原のモンスター「雪女」である。

「っと!」

青年は素早くその攻撃をかわす。
そして腰から拳銃を抜き、雪女に向けて構えた。

「俺は寒いのは嫌いなんだ、さっさと用事をすまして帰らせてもらうぜ!」


[エリアス]

「ご苦労様でした。これはお礼です。」

エリアスの物品保管所の担当員「シズ」は青年に報酬の袋を手渡した。

「おいおい、あの寒い中苦労してとってきたんだぜぇ。報酬がこんだけってのは殺生
なんじゃない?」

「・・・他に何をお望みですか?」

「なあに、この後俺に付き合ってくれればいいさ。是非食事でもご一緒したいもんだな。」

「仕事中ですから。ご遠慮させていただきます。」

シズは素っ気なくそう答えた。

「つれないなぁ。ちょっとくらいいいじゃねえか・・・」

「あまりしつこいと管理官を呼びますよ?」

その言葉を聞いて、青年は一歩後ずさる。

「しょうがねえ、また気が変わったらいつでも言ってくれ。」

そういって青年は物品保管所を後にした。


[野原地帯]

「チェッ、今日も空振りばっかり、か。」

青年はそういいながら足元の石ころを蹴飛ばした。

「あーあ、世の中の女は見る目がないぜ、この俺の誘いを断るなんてな。
・・・ん、あれは?」

青年の前方になにやら人が倒れている。

道端にピンクの髪を肩の部分で巻いた、童顔の少女が倒れている。
少女はどうやら気を失っているようだった。

(こんな道のど真ん中で人が倒れているなんて珍しいな。どれどれ・・・)

青年はその場で屈み、倒れている女性の顔を覗き込む。

(お、可愛い!)

「おーい、こんなところで倒れていると風邪ひくぜぇ。」

青年はそういいながら、少女に声かける。

「ん・・・」

すると少女は目を覚まし、身体を起こす。

「よっ、平気かい?なんでまたあんた、こんなとこで倒れてたんだい?」

少女はその問いには答えず辺りを見回す。
少し間をあけた後こういった。

「・・・おじさん誰?」

「おじ・・・、この世紀の美男子を捕まえておじさんはないだろう。せめてお兄さんと
呼んでくれ。」

そういいながら青年は白い歯を覗かせる。
しかし少女はまるで無関心のようで、そのままぼーっとつったっている。

「く・・・、まあいいや。俺の名はBSB。君は?」

「マリーミア。」

「マリーちゃんか。いずれにしてもここにもモンスターは出るし、このままいるのは
危険だぜ。街まで連れてってやるよ。」

BSBは手を差し伸べたが、マリーミアはそれに答えず、キッパリと言い放つ。

「知らない人にはついていっちゃいけないっておねえちゃんが言ってた。」

(なんだか調子狂う女だな・・・)

BSBはため息をついてから立ち上がる。

「わかったよ。だったら好きにしな。ここから少しいったところにエリアスって
街があるからな。すぐ近くだから一人でもいけるだろ。」

BSBは振り返り、その場から立ち去ろうとしたが、
そのズボンの裾を少女はしっかりとつかんだ。

ごちん!

踏み出そうとした足を少女に捕まれ、勢いよくそのまま前に転倒したBSBは
頭を抱え込む。

「な、なにしやがる!?」

「こんなところにいたいけな少女一人残して行っちゃうつもり?」

「連れてってやろうとしたらお前が断ったんだろうが!!どうしろってんだ!?」

「ねえ、お姉ちゃんは?」

BSBは深くため息をついた。

「知らねえよ、ここにはお前しかいなかったぜ。」

「うっ・・・」

少女はその言葉に目に涙をにじませる。
泣き叫ぼうとしたところをBSBは咄嗟に右手で少女の口を抑えた。

「勘弁してくれ、俺がまるで泣かせたみたいだろうが。」

しばらくすると少女は落ち着いてきたようだった。

「ねえ、お姉ちゃんを一緒に探して。」

「はあ?」

「だから私のお姉ちゃんを一緒に探してほしいの。」

「だから何で俺が見ず知らずのお前に協力しなきゃならんのだ?」

「手伝ってくれないなら、大声出すから、おじさんに襲われたって」

そのままマリーミアは大きく息を吸い込む。

「だあ!わかったから、それはやめてくれ!!」

少女はにっこりと微笑み、その場で体を起こした。

(やれやれ、変な女につかまっちまったぜ・・・いや、まてよ?)

BSBは何か思いついたように、マリーミアに向かって向き直る。

「なあ、お前の姉ちゃんって美人か?」

マリーミアはその問いの意味がわからないといった表情で首をかしげる。

「なんだかわからないけど、お姉ちゃんはすごい美人よ。」

その言葉を聞いたBSBはその場に屈みこみ、小さくガッツポーズする。

「オーケー、お嬢さん。このBSBに任せておきたまえ!」

そういいながらマリーミアに向かって右手の親指を突きたてた。

(へっ、どうせ最近暇だったしな。ちょっとした暇つぶしにはなるかもしれねえ。)

「そんじゃ、マリー、あらためてよろしくな!」

ドカッ!

マリーミアはいきなりBSBのお尻を思いっきり蹴飛ばした。

「いきなり何しやがる!?」

「人の名前をいきなり呼び捨てで呼ぶな!」

「このガキ!!」

BSBはつかみかかろうとしたが、マリーミアは身軽にかわし、そのまま舌を突き出す。

「べー、だ!」

「てめえ、待ちやがれ!!」

少女はそのまま町の方向に向けて身軽にかけていった。
その後をBSBは駆け足で追いかける。

こうして二人の新たなる旅立ちが始まった。





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・・・以前のお話から1週間くらいしか経ってないというのに、他にいいネタも
思いつかなかったので、またやっちまいました(ぁ

話にあわせるため、BSBの裏話は検討中になっています。
そのうちまとめておこうかね。

これからどうしようとか話全然考えてませんし、どっちかというとギャグ路線でいくかも
しれません。

と、ついでというわけじゃないですが、以前のようにまた知人登場させようかとか思ってます。

出してもいいよーという方はキャラ名、職業、使用武器、(念のため)レベルを添えて
管理人宛に連絡ください


ラテールのゲーム中でももちろん結構です。

まあ打ち切りの可能性は充分ありますが、また改めてよろしくといっておきます~。

 

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